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2024/05/03

妄信






「地球へ・・・」/竹宮 惠子 「地球へ・・・」





『地球へ・・・』新装版 全3巻 / 竹宮 惠子 





コレのフォロワーとして多数の話ができた、SFサイキック漫画の名作。



環境汚染によって、ボロボロにされた地球にすんでいた人類が
はじき出した答えが「人間が住んでちゃ駄目じゃね?」ってんで。



故郷も故郷、愛しき惑星、宇宙船地球号を泣く泣く飛び出し、
その突出した科学力で、もはや環境コントロールできない惑星はなし!
どっこにでも、住んじゃうぜ!あれ?ゴキブリ?ってな勢いで、
銀河系のそこら辺に移住。



生殖は出産での自然分娩ではなく、
完璧にコンピュータによって統制された無機質なマトリックススタイル。
(そーマトリックスはコレにインスパイアされてると思う。)



人工受精で人工子宮によって育ち、無作為に選出された里親の元で、
14歳まで育ち、その後「よい人類プログラム」という名の洗脳をされ
規格から外れたものは処分、後は個々の適正に基づいた現場へ。
という具合に、超・管理体制の遊びのない厳戒スタイル。



当然の如く環境が変わった頃から現れ始めた、ヘヴィーな環境に対応した
超能力を持つ新人類(ミュウ)は規格外として排除され、
研究と称して実験動物として、最低な扱いを受ける。



そんな状況に甘んじる訳もなくミュウ達は一斉蜂起し、
ミュウ族のコミュニティを形成し、幻の故郷・地球を目指し
人間と機械との争いをはじめる・・・・



どんな犠牲を払おうとも辿り着きたいエデン、
何百年も実際に見たことはない幻のパラディソ、地球を目指し
人間の中に紛れ込んだ、ミュウであるジェミーを覚醒させ、
成人検査という名の洗脳から逃れ、記憶を持ったまま
人間の仕組みも理解し、ミュウ達の気持ちも理解し
といった指導者・ジェミーを手に入れたミュウ。


いっきなり?ちょ、まってよ・・・というジェミーの戸惑いはよそに
宇宙を舞台にした、旧・新人類の戦いはヒートアップ!


合言葉は地球へ・・・・





いやー世界観の煮詰め方と人物設定がよくできてて、
その吸引力にグバッと引きずり込まれる完成度の高い話。



この無理解で盲目的で無意味な争いって、
現実でいう、宗教戦争とかそーいうのだと考えるとより興味深い。



国敗れて山河あり・・・・・
っていーたいけど、山河も食い尽くしちゃったかー! どうしよ!




あー、ジェミーはトォニィをもっと抱きしめるように! 


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2007/07/05 漫画タイトル た行 Trackback() Comment(6)

It's my LIFE

シュミじゃないんだ「シュミじゃないんだ」




『シュミじゃないんだ』/ 三浦しをん






人生そのものなんだ!

と熱き血潮の迸りと、燃え滾るパッションを
本で身代を潰してもかまわぬ!
いや、本望よ!とばかりに溺れ、
こーれ〜で〜も〜か〜っ!と本に埋もれて叫びまくる



愛の書付 〜ボーイズラブ漫画編〜



他のエッセイでも語っているように、最早呼吸の一部のように
読書がないとままならぬ、そしてその読書エンゲル係数たるや、
ともすれば家一軒は軽く凌駕する勢いで
人生に占める割合の大きな生活を営む三浦氏の



ボーイズラブジャンルへの汲めども尽きぬ愛と、
未開の地ならではの果て無きを知らぬ驚愕と感動を
心赴くまま、直球、しかも剛速球で赤裸々に、勇気丸出しで
先人として、この獣道を行かんとする後輩へと示した指南の書。




一昔前は、耽美とかやおいとか呼ばれてて、
その内容も退廃的かつ文学チックなベクトルで、絵も重く、
かなりインサイドな表現部門だったものが、


ボーイズラブ(略してBL)っつー
割かしポップな名前に変わってからは、
近年の少女漫画にも見受けられる、安いAVの様な、
とりあえずFUCK、すぐFUCK、
あ〜ん火照ってきちゃったv ほしぃのvもっとーvvv
みたいな、オナ猿作品も当然の如く乱発し、



それじゃ、女と男でいーじゃん。普通によー。っつーような


ジャンルを根底から覆す設定の、陳腐なモノから
果ては、「オレ・・・・マサシの子供産みたい・・・産めなくてゴメンな。(泣)」
っつーIQ36ぐらいの最早、哀れみすら浮かぶオタンチンなものまで、



っつーか、大多数がそれっぽい大海原の中、
(と思う多分 立ち読んだ感想では)



何故、BLが好きなのか?自分。
BLのドコが好きなのか?自分。
男×男である必要性は何なのか?自分。



という、真摯な自己分析と共に、



これだから、BLが好きなんだよ!
そして、この作品が好きなんだよ!



っつー愛あふれる回答とその強力オススメ作品を提示。



絞りに絞ったストーリー性の高い作品群(としての紹介)のため
別にBL好きじゃない人でもその愛に中てられ、



今まで踏み入れてなかった商業BLっつージャンルに
思わずというか、五体倒置の勢いで
足を突っ込みたくなること火の如し。



は、山々なれど、ハマりそうな予感がプンプンする事から、
性格上、我慢が効かないから絶対バカ買いするし、
(こんな時、カードって魔法みたぁい☆キャハ!)


っつか物理的に置く場所が・・・・
本ってなんであんなかさ張るの?魔法?
っつーいたって小市民的な理由から、
未だ手を出せずにいるていたらく。



こんな粗チンぶりじゃ、
恥ずかしくって三浦氏に顔向けできないだよ!




因みに、白鬚は選択性の高い男×男の話は大好きです!


2007/07/03 Trackback() Comment(4)

白光



どーしてこー、この人は絶妙なタイミングで
乾いたときに水をくれるのか。



差し出されたはずの手が自分だけに伸べられたのではないのに、
確かにそうと感じて、取ってしまうのか。



全く、天性のわし殺しだぜ、コンチキショウ!



「WINNER/発光」吉井和哉『WINNER / 発光』



 『WINNER / 発光』 / 吉井 和哉






どーしたんでしょ!
まるで、ヒロトなみの感情丸出しの直球ソングじゃないっすか!
っつーぐらいの憑き物が落ちたかのようなダイレクトな歌詞に
アレ?なんか憑いた?と逆に思ってしまう
褌の紐を締め直し立ち上がるソング。



音楽がなかったら、
十中八九まともな人生を歩めてなかったであろう人のかもし出す、
音楽への飢え感がどーしても滲み出るんで、
そこらへんの爽やかな闇雲にガンバレソングとは
一線も二線も画した、歪さとウェットさは込み。


(ヒロトも同じ理由で、ギリギリの人だから
あの感情丸出しさぶりがうっとおしくない。)



「発光」の渇きぶりにはホント臓腑がキュンンッッ!!
って感じでKO。



欲しいモノはソレしかなくって、
一応はその感情にカタはついたはずなのに、
それでもまだ足りない、唯一無二になりたいっつー



なんかもーそれこそ真っ白な光を目指すような
強い感情の餓えに、こーなんか色々とダブって・・・・



チクショーっ!
吉井氏めー!大好きだーっ!!






だーいーすーきーだーっ!!!







2007/06/29 1、2 ファッキューな音モノ Trackback() Comment(0)

すんません先輩!






「HOSTEL」ホステル 胸糞悪ぃキチガイがいっぱい! 「HOSTEL」





『ホステル HOSTEL』 / アメリカ






ウーギャーっ!!!
ヤーメーテーっ!!!!
堪忍や、堪忍したってやー兄ちゃんっ!!!!!



と誤り倒したくなる程の強烈嫌がらせ話。




タランティーノ仕掛ける、個人旅行者をナーバスにさせる、
悪意に満ち満ちた、ありそーっ!
ってかあるだろコレー(泣)な都市伝説。



合法的にハッパOKなゴッホの国オランダで、
周囲のヨーロッパ人の白い目もなんのその
ハッパキメキメ、風俗でハメハメ、
調子に乗って騒ぎまくる、アメリカヤングマン3人組み。



そこへ飛び込んできたのが
「スロバキアのある街に行ったら、マジ女食いまくりだゼ☆」
っつーアンビリーバボーで、ドリームフルなニュース!



WOW☆マジかよーっ!?
と期待に胸と股間を膨らまし、田舎町に赴く3人。



ところがそこはデッドコースターの終点。
街ぐるみの産業が「好きなように人殺しできる場所」っつー
胸クソ悪い、クレイジーフルなダークスポット、
地獄の入り口だったっっ!!




田舎だからね、旅行者が流れ着くホステルなんてココ一件きりで、
そこに泊まったが最後。もうアウトだからね。
棺おけに片足突っ込んだ、
っつーか半身浴の勢い。ハ、ビバノンノん!




子供は風船ガムと$でなんでもやるギャングで
大人は拷問ショーを売りにする人攫いっつー
激しく脳みそを使わない、貧すれば鈍すの田舎町が怖い怖い!




田舎特有の閉塞感と、ヨーロッパ特有の重い感じが、
そーこんな感じだったよ!とリアルでなお、嫌!



ホステルで捕獲された人間は、こんな最後は嫌だ!っつー最たるものの
拷問死が待ってて、そのうーわぁ〜・・・(失笑)な拷問シーンはともかく、


人を拷問して殺してやろうってキチガイ共がもう!醜悪!痛い痛い!
ホント体調によっては、リバースしかねん勢い。



アメリカ人の提示する、嫌われてるアメリカ人の明確な示唆とかって
映画とかではあんまみなかったんだけど、
アメリカ人とか高値。1番人気。



日本人とかも割りとそう(泣)
(場所柄、入手困難だからだと思いたい。)



結構、辛辣な皮肉攻撃たっぷりの、
毒々しいB+のショッキングホラー。




あれね、やっぱホントに常軌を逸した悪意に晒された場合、
もう死に物狂いで抵抗して、出せるもんは全部出してけ!っていうね、
命振り絞って逃げろ!それしかねーよって話ね。





あ、ホラーに突っ込みは禁止ルールは適用で。 


2007/06/25 映画 Trackback() Comment(2)

麦のように生きろよ





本日6月23日は慰霊の日。



日本で唯一の稀に見る地上戦が展開され、本当にアホほど死者が出、
激戦地となった沖縄で組織的戦闘の終結日とされる日です。



いやね、もうねホント面倒くさがりの白鬚が
こーノホホンと暮らしていけるのも、
マジね、平和だからなんであってね、
これを崩すことはなんぴとたりとも許されないからね!




たとえ平和ボケ国民と激しいジェラシーを受けようと、
安全意識が薄いと羨望の目で見られようと、
こーもうちょっとしっかり平和であって欲しい訳。この国は!




なので、全国の小学校で子供達にトラウマを植え付けたコレ!
コイツをもう一度読んでみなよ!
迷わず読めよ。読めばわかるさ。


ってんで、







『はだしのゲン』/ 中沢 啓治 瞳孔全開なゲン







「はだしのゲン」







 『はだしのゲン』




 全10巻 / 中沢 啓治















どうでしょ?この元気いっぱいのわんぱっくな顔!
持っているのはホントにただの麦なのか?!
と疑惑をぬぐえないぶっ飛んだ顔!



この眉毛からわかるように、原爆を喰らったヒロシマで
それでもピカドン地獄をかいくぐり、戦後の荒地で
たくましく生きる、ご存知、少年ゲン(特技は読経)の話なんだけど、




これ、今見るとね、割と小学生時分では、
ショッキングな内容でわからなかったけど、
突っ込みドコロが結構あって、アレ?チョット偏ってる?みたいな。
極端派だネ、GEN☆ みたいな。




ヘヴィーな内容に負けない、熱いキャラクター達が
はちゃけた物語を吐き出してる訳だけど。




なんつったって体験者が描く濃い、怒りに満ち満ちた反戦漫画ですから、
今一度再読し、その憎しみの炎に焼かれちゃいな!




いやね、母親を火葬して、原爆のせいで骨も残らんかったら
そりゃ恨み骨髄ですよ。



マジ戦争とか勘弁!





戦争による惨禍が再び起こることのないように。黙祷。



2007/06/23 漫画タイトル は行 Trackback() Comment(0)

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