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2025/04/21

アン・ドゥ・トゥロア! I can do it now〜♪




『SWAN 白鳥の祈り』 /有吉 京子『Swan』





『Swan-白鳥の祈り』 /有吉 京子 秋田文庫 1〜14




コーレーはもうっ!
バレエ漫画の歴史に残る、
頂点の作品にして、求道モノのお手本!
バレエ作品の到達点なので、
悲しいかなこれからも本作を超える作品はない、傑作中の傑作。




主人公の少女が、バレエを始め、
お約束の引き上げてくれる鬼教官(モチロン美形)に出会い、
待っていてくれるライバルに向かって突っ走る
王道中の王道なスポ根ドラマ。


バレエを通じて、魂の研鑽、人生、選択、を
ドロッっとた〜〜っぷり表現。




バレエの技術はもちろん、恋愛面、環境面、精神面での
紆余曲折、七転八倒、七転び八起き、二転三転と
極端なアップダウンを繰り返す心臓破りの丘構成で
ホント、完璧としかいえないような終わりまで猪突猛進、全力疾走!


さーらーに、この作品のクオリティを高めてるのが




        「絵」!!





華美で、繊細、秀麗な絵!!


もーバレエの雰囲気と、踊りのリズム、あまつさえ曲まで聞こえるような!
舞台の空間を切り取ったかのような!




        「絵」!




コレにつきますワイ!


だって、瀕死の白鳥が見えるものっ!
黒鳥、オディールの回転の風を感じるものっ!
チュチュが揺れてるものっ!



自分の欲しいモノのトップを目指す人間の覚悟と払う代償、
それを犠牲と思わないトコが「才能」なんだとマザマザと思うね。


畳み掛ける、艱難辛苦の連続に、万難を排して到達しようとする
登場人物の姿勢に涙、感動、万歳の嵐!


我が身を省みて、ふんどしの紐を締めなおせる硬派で華麗な1作!






マジで、読むべし!




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2005/11/14 漫画タイトル さ行 Trackback() Comment(2)

愛が足りない





 『LOVELESS』 1〜2 /新井理恵


『LOVELESS』 /新井理恵『LOVELESS』






思春期のハイスコーライフのアレコレをシュールな笑いを
ひねきった視点からのスパイシー路線で転がす、テンション高いギャグ漫画。


こーれーは!爆笑!面白い!


女3人寄ればカシマシイと言うように
仲良し女学生3人組の友情を軸に
「女の友情」と「恋愛」を割とキッチリ消化。


「男」が絡むとハムよりペライと言われる女の友情、(これはねー)
「恋愛」におけるスタンス、暗い笑いでソフトに包みながらやさしく表現。


恋に恋する、夢見る夢子チャンは登場しません。
そして、恋に恋するvなんてヌルい夢はみれません。


爆裂・妄想族な一目惚れ名人なオンナの子、


なんやかんやで結構深情けなオンナの子、


一番普通で平均に見える実はそーでもなかったりなオンナの子、




全国各地、ドコにでもいそうでいない様な3人組しか登場しません。


誰もが一度は思い体験した事を追想できるようなエピソードテンコ盛りの
キャッチーさに、さらにテンコ盛りの畳み掛けるような台詞の多いギャグ、
厭世的にみせながら、その実ワリとホットな感じだったりして、
ちゃんと「少女漫画」の枠内に収めてあるトコがまた。


連載誌の廃刊の都合で予定外に短くなったようだけど、
(もっと他のエピソードも見たいのに、もったいない・・・)


ちゃんと、作家の世界観の中で終わらせてあるトコが◎!!


一目惚れ名人が選んだ愛の形、
シビアなヒューマニストが選んだ愛の形、
ホンワカブラックさんが選んだ愛の形、





色んな愛がありますワイ。この世の中には。
イイ事っすよ。



2005/11/11 漫画タイトル ら行 Trackback() Comment(0)

ハイカラ青春群像



『CIPHER』
サイファ 1〜12 /成田美名子





CHIPHER サイファ /成田美名子サイファ





N・Yを舞台にしたハイスコー・青春群像。




いささか歪んだ感のある美人双子兄弟・サイファとシヴァに
猪突猛進、活発少女アニスが「友達になろう!」と
挑戦!した事から始まり、


サイファとシヴァの関係性や、
アニスの背景、周りの反応なんかも含めて、
思春期ならではの恋や友情、
ちょっとモノが見え初めてきた年頃ならではの理解と反発、
少しずつ、ちょっとずつ、大人になっていく
定番っちゃー定番な、青春白書。




んまー、舞台がニューヨークってな事からもわかるように、
こーれーでーもーかっ!てなぐらいトレンド・オサレっぷりが!
シチュエーションやら、生活ぶりから、インテリア、服はモチロン!
なんかもー、全部がオッサレ!まさにハイカラ!


思春期にコンナもん読んだ日にゃーアンタ、憧れるっつーの!
とどめに登場人物は皆、美形でスタイル抜群って・・・
そりゃ、イチコロ!K・Oですワ!
自分が農耕民族だって事も忘れて、トリッピン to ドリーミンですわ!




ルックスの派手さだけでなく、誰にでもある様な心を引っ掻く演出、
心情面の吐露がけっこうセンチにできてるんで、
今でも、タイムリー世代のバイブルみたくなってる名作。


(「エデンの東」を下敷きに展開されてるけど、
そんなの知らなくたって十分、楽しめる。)





コレに触発されて、趣味嗜好が影響されて
アメリカンになった人は多分ケッコーいるね。


というか、この作者のハマッてるテンションが高いので
作品から磁場が出て伝播率が上がってるし。
なんか、ものすごく「好き」パワーが伝わんのよ、この作家の作品。


そして、シヴァ派とサイファ派で結構揉める!
これは避けては通れない!





白髭は断然!シヴァ派!!モチロンさぁっ!




2005/11/09 漫画タイトル さ行 Trackback() Comment(2)

取り戻せ、乙女心!



秋です、秋真っ盛り!
クリスマス商戦もおっ始まり、懐も冷え込みが増してきた中、
女心の不在をひんぱんに指摘され、なんだか不愉快な白髭です。
レディ検定準1級の白髭としては、非常に不本意です。




現代日本に蔓延る「女の幸せ教」と「恋愛教」に入信してないだけで、
受ける説教の数たるやちょっとしたモンですよ。




そこで、あったはずの、なけなしの乙女心を呼び起こしてみようと
少女漫画強化月間に突入!




『ざ・ちぇんじ!』 / 山内 直実 (著) 氷室 冴子(原作)




ざ・ちぇんじ! /山内 直実 (著) 氷室 冴子(原作)ざ・ちぇんじ!





平安貴族のお話。


姫はものすごく元気で丈夫、喧嘩も強く、外を駆けずり回り野性的。
一方、弟は病弱で、ノイロー気味の母親が祈祷師に
「姫として育てたら長生きできる」
と言われそのまま実行したもんだから、
美貌の姫として育てられ屋敷からもめったに外に出ないという、


まぁ見目麗しい兄弟が(母違い)いて、
図らずも、そのまま宮中入りしてしまい、バレたらもちろん
帝を謀った事になるわけで、お家断絶!重罪人!キャー大変!
どうするっ?!どうなるっ?!


あぁ〜ン☆ドキDoKi☆


というタイトル通りチェンジするのがポイントな入れ替わりストーリー。




主に、宮中内でのラヴ関係の惚れたハレタが中心で、
ポップに展開していくんですが、


いやぁ、平安時代の背景がうまぁくキチっと折込まれてて、
ちゃんとしてんですよ、結構ってか、かなり。
宮廷政治の陰湿さや、帝の権力の豪腕ぶりもにおわしつつ、
恋文に読まれる唄の読み解き方、小道具の使用方法をさりげなぁくまぶして、
用語はモチロン、平安ワールドをピシッと表現。


古典入門に持って来いの1品。


どっちも綺羅(きら)という名前なんだけど、
なんといっても、元気な方の男の振りして、
どこぞの姫と結婚までしてしまった、
(どーやって、アレコレナニをDoーするの?!とか思うでしょ。)


綺羅サマの竹を割ったようなゴーカイな性格が魅力的。




2005/11/07 漫画タイトル さ行 Trackback() Comment(0)

待たせたな!機械仕掛けのグルグルほっぺ



ヤツが!


グルグルほっぺの憎いアンチキショウがっ!!


死にかけてたハズのアイツがっ!!


更に使命感に燃えて再登場!!


theater.jpg『SAW 2』 /2005 アメリカ






正直、お前まだ生きてたのかよっ!なんだよ、けっこうしぶといジャン!
全然、元気じゃん!むしろイキイキしてんじゃん☆ジ・グ・ソ・ウ!


っつーぐらい、前回の猟奇ゲームを更に煮詰めたフリークゲームを
今度は大人数相手に展開!
やるなぁ!末期ガン患者のクセに(実は資産家?)




前作を踏んだ上での展開と、同じモチーフを使った罠、
多人数ならではの人間心理パニック(ここではバカが大活躍!)に、
執着質気質炸裂な偏執狂・ジグソウことジョン(本名)の言葉遊び。
勘弁してチョ☆と泣きを入れるような選択肢の無い殺しの方法。


ガスかバカかひとつにしてよ・・・っつーようなサービス精神旺盛な待遇。


前作「SAW」が当たった上に、セカンドの法則を打ち破り
続編としてはコレはかなりの当たり!面白い!



前作同様、突っ込みドコロもままあるが、(怪しい人が怪しかったり・・・)
いやらしい伏線の張り方(あんまり言うからわかっちゃったよ)
最後まで特に解答なしのナゾナゾ。
(虹の向こうがオズの魔法使いって事まではわかったけど・・・
それが何を意味するかがとんと・・・最初に戻れって事???ワカラン=3)


最後のたたみかけや、前回のサイコゲームの被害者達の出演
この家絶対何か憑いてる・・・
不動産価格低いよきっと・・・っつーよーな陰惨物件。


等、盛りだくさんでケッコー楽しめる!




ただ、猟奇チームの攻撃スキルは高いのに、
本来もうちょっと働けるであろう
警察側のプロファイラーがヘボすぎなのが・・・
仕事してねーじゃん!振り回されっぱなしじゃないっスか。


やぱいっスよ、能力なさすぎっすよ、いくらナンでも。




もーちょっと、オフェンスチームのスキルをあげて、僅差の攻防戦だったら、
クオリティもあがったのに、そーこが残念!




あからさまに「3」の存在を示唆する終わりが・・・
つ、続くのか、どのジャンルで?




ジグソウこと、ジョンの神の啓示の受け方とやらが
新興宗教の開祖とかにありがちなやつで笑う。





そーか、ジョンと同じ発想の持ち主か・・・
って、じゃーキチガイじゃん!やっぱりかよっ!




2005/11/05 映画 Trackback() Comment(0)

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