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2024/05/19

謎はスベテ溶けた!

- のかっ?!

「SAW3」 レッツプレイザゲイム



 『SAW 3』ソウ3 / 2006
           ■公開中■




えー を復習して完コンプして行くこと必須の、
ソリッドシチュエーションスリラーで始まり、
サイコビッチ・スプラッタで終わった
古今東西、電波はデンジャーという訓話。


1と2ではっちゃけてた豚のお面のアイツはだぁれ?!

とか

かろうじて生きてるヴィクティム達のその後?とか

何より何より、ジグソウこと末期がん患者のジョンの
ヒトトナリだったり、過去にせまっちゃったり、意外な手先の器用さ、
なんだかんだでタフさを見せ付けたりしてくれちゃう、まさにソウざらい編!

揺れる後継者問題や、介護問題、家庭問題なんかを取り入れつつ、
元被害者で後継者候補として、ジグソウ自らその陰惨ゲームの跡取りにとスカウトした、
元ジャンキー女・アマンダのジグソウも匙を投げちゃうその短慮なサイコぶりに、

あぁ、ドラッグは本当に神経を傷つけるんだ・・・(コレキッツいなぁ!)

と思わせる反面教師的効果を盛り、

生理的嫌悪感、肉体的苦痛をMAXにまで煮詰めた拷問致死器具に
人間の欲望に基づく工夫と創造性の果て無きを感じさせる

無駄に生きるな!命を大事に突っ走れ!そして愛なき者は去れ!

というテーマで一貫した、生命のキラメキと尊さに額ずく教育的映画。

ジグソウことジョンの、誰も頼んでないのに自ら課した
自分の仕事へのストイックさには感心することしきり。

「SAW3」ソウ・最後までわからないこいつの名前



  生きろ!






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2006/12/06 映画 Trackback() Comment(4)

そこに山があるから・・・

- だから登る。 No REASON! それが漢!
スメル盛りだくさん! それが漢!

っつーよな、天晴れな戦いぶりが堪能できた
『K−1 WORLD GP 2006 IN TOKYO〜決勝戦〜』

毎回見るごとにバンナのその当初のキャラからの変貌ぶりが気になりつつ、
奴はホント狼でした。デコに三日月の傷跡が見えたぐらいの銀河ぶり。

観客は・・・痺れた・・・・っ。(プロジェクトX風)

最後の1歩が届かないもどかしさ。
あの餓えた無冠の帝王ぶりに目頭も熱くなりつつ、現実はしょっぱい!


っつか、大概の人間が一発逆転を狙い、人生を掛けリングに上がるなか
しゃあしゃあと

 「スリルを求めて戦うんだYO!」

と刺激が欲しい若年層みたいな台詞をのたまい
正面きっての批判の台詞を押さえ込んだ(だって文句いうとマジで貧相だからね)
ハリッド・ディ・ファウストの迷いの無い事!

前進あるのみ!な猛犬ファイトスタイルに
1世紀中に2度も世界を相手に戦争をおっぱじめたゲルマンの血を感じつつ、
すげぇビジネスマンだ。マジ24時間戦えちゃわねぇ?と目がハートv

っつかシュルトに誰が勝てるのか?
微妙に穴がありそうに思えつつ、
意外とハードルの高いあいつの独走はドコまで続くのか?! まて次回!

アーツすげかった・・・・けど届かない・・・あぁ無情。

ちなみに巨神兵はこんなですよ。
巨神兵の名前はオーマ

2006/12/04 格闘技 Trackback() Comment(6)

この木なんの木

-

「Jacaranda」ジャカランダ/しりあがり寿
「ジャカランダ」






 『Jacaranda』ジャカランダ / しりあがり寿








すっげー気になる木!

情もドラマも、感情が入る余地の一切ない
神話や民話のような戒め感と不条理感に満ち満ちたインパクト話。

発狂水位がだんだん喉元に迫ってきてる、
黄金の国ジパング、コンクリートジャングルTOKIOで、
なんら予兆も糞もない普通の日常にポコッっとナチュラルに生えてくる芽。

アスファルトを破り、さながら涙の数だけ強くなれるよ!的
ポジティブイメージを想起できんこともない出来事から、
瞬く間に阿鼻叫喚の酸鼻極まる地獄絵図へ!

いやー自然現象の偉大な事!容赦のない事!イレギュラーな事!
半端ねぇっつーか、ひれ伏すしかねぇっつーか。
まぁ同じ土俵には上がれないか・ん・じ。

ちょっとさーお前でかすぎじゃねぇ?
みたいなサイズの木:ジャカランダが一呼吸ごとに、
勢いのいい成長期の如くすくすくと全てを破壊し育つ様ったら圧巻。

その凶事の前に、対応もできず認識すらできず
ただただ振り回され破壊しつくされる人間。

逃げ惑い、狂気に追い込まれ、パニくり、事態を悪化させるその痴態たるや醜悪!

畏怖や敬愛を置き去りにした怠惰で狂った人間社会や、
環境破壊への警告とも予兆とも取れたりする、
事象だけを淡々と綴った事で醸し出される迫力が圧倒的な残酷寓話。

最後はみんな頭を垂れてるけどさー
多分しばらくしたら焼き討ちとかするねー。 だってそれが人間だもの。

ホントのジャカランダの花


 ちなみに本物のジャカランダ。
 紫の花がウリで
 ハワイの桜とかよばれる、高貴なヤツで、
 そんな破壊神みたいな物騒なモンじゃないよ。




2006/11/30 漫画タイトル さ行 Trackback() Comment(0)

垂涎

-
「神の雫」オキモト シュウ (著), 亜樹 直 (著)

神の雫




 『神の雫』8〜連載中 /
    オキモト シュウ (著), 亜樹 直 (著)









ワインを飲むことに人生を捧げちゃったワイン馬鹿どもの
エレガンスで、ファンタスティック、そしてオーバーリアクションな熱きワインバトル。
DE
世界的なワイン評論家である神咲 豊の市場価格の総額は20億円相当と言われるワイン遺産を巡り、
実子:雫(しずく)と養子:大人気ソムリエ 遠峯 一青(とおみねいっせい)の
ワイン十二使徒とその頂点に立つ幻のワイン「神の雫」を探すミステリー。

まぁ、ご多分にもれないグルメうんちく漫画の定型をなぞる展開ながら、
登場人物が美形だったり、初心者にもわかりやすいワイン解説を織り込んだり、
手が届く範囲内の頑張れるワインの紹介だったり、とまぁ何よりもその味の表現が!

「人が立ち入る事のなかった森の奥に滾々と湧き出る透明な泉・・・
 その清らかな流れに立ちすくみ、その場を動けないでいるが、私は喉が渇いてきた。
 水が、その透き通るような水が飲みたい、でも届かない、そうだこれは想像だ!(←!)
 翼を!翼を広げればいいっ・・・!(←!!っ)
 泉の水をひと掬いして口をつけ、ふっと、見上げるとさらに奥に恋人達が・・・
 その官能的な姿・・・まるでひとつの絵・・・なんて完璧なっ!
 だけどそれ故に人を遠ざける、近寄りがたい・・・」

お前、どんだけ繊細で想像力が豊かなんだよ!夢見がちな少年かよ!
みたいなね、香ばしいフレーズがそれこそ次から次に生まれてくる始末。
あの、750ccのボトルの中はすごい事になってっから。

1杯のワインを飲み口走るそのドラマティックテイスティングの妙もさることながら、
少年漫画にありがちな、荒唐無稽の努力追求型の修行がもうスパイシー!

コレ、ソムリエの人がマジでやってたら、わし止めるんだけどね。
産地の畑の土とかまで、ムシャムシャぺっ!ってしちゃったらいかんよ!
土には雑菌がいっぱい! ましてや味わうなんてもってのほか! 病気になったらどーすんのっ?!

ワイン好きのバイブルらしく、漫画に出てきた商品はかなりの品薄。

読むとほんっっっと、ワインが飲みたくなる!
天・地・人が一体になった時に初めて出来る、それはまさに神の雫・・・
ワイン、いいですね。



 わしの体内のウイルスへ告ぐ
 一刻も早く出て行って下さい。こちらは法的手続きも辞さない構えです。
 ボジョレーの新酒が待っているのです。 そちらに構っている余裕はないのです。
 匂いも味も全滅でとても楽しめたもんじゃないのです。

2006/11/21 漫画 連載中 Trackback() Comment(8)

魔ハリク魔ハリタ

-
『まほおつかいミミッチ』松田洋子
「まほおつかいミミッチ」





 『まほおつかいミミッチ』1〜3 / 松田 洋子




魔法使いの幼女、いわゆる魔女っコ☆のキラリンキャランなイメージから
かなりファーラウェイなトコに位置するSF(切ないほど不憫)な
魔法使いの幼子@貧乏母子家庭 with
スパイシーすぎるぜ旦那!なブラックな笑いが痛いマジカル☆ファンタジー☆☆☆

つぶしのてんできかない、元ヤンの魔法をとられた魔法使いのママを母に持ち、
魔法のがま口に潜む魔法の力は強大ながらも、そのみみっちぃ性格から、
しょっぼい、しょっぼい事にしか魔法力を発揮できないミミッチ。

酒とパチンコに身を持ち崩し、働く意思ナッシング!ながらも、ミミッチが大好きvなママの
フィジカルで短絡的な熱い生き様とクールな突っ込みに
鼻の下をこすりつつ「ヘヘッ おめぇヤルな!」となりつつ、
ミミッチの、社会の底辺に生きる弱者ながらの斜め視点からの左脇をエグるような
「うっへぇ、しょっぱすぎて爆笑できねぇ」っつーボケにオオゥとなり、
親子の愛情にグシッっと鼻をすすりつつも、
出てくる、気概溢れて間に"チ”の字が入った登場脇人物にフヒッっとなる、
マグナムドライな笑いが好きなひねくれ者のアンチキショウには堪んねぇ一品。


惜しむらくは、3巻(完結)においてその一刀両断ぶりをこれでもか!
と見せ付けていた剣スジに翳りが見えたこと。
斬りすぎて油巻いたか?!っつーぐらい鈍ってたからね、切り口が。

併録のこれまたイカレたかぁちゃんと幼女の母子家庭ネタ

       「お母さんといっそ」

も清々しいまでにドライっ!
冬の男子中学生野球部の唇の用にカサッカサに乾いてる。
なんならちょっとした非常用に食べれるぐらい。

木枯らしも冬将軍もシャッポをぬいで駆け足で逃げ出す、
スレっっからしでピュアな幼女 ミミッチの毒に撃たれろっ!
そして、もったいないほどのコネタテンコ盛りの雨に溺れろ! 面白いんだよぅ!

ミミッチカワウィ〜☆☆☆

2006/11/16 漫画タイトル ま行 Trackback() Comment(2)

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