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2024/04/23

隣の狂人だぁれ?

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『診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち ―』/ロバート・D. ヘア Robert D. Hare (原著), 小林 宏明 (翻訳)




 「診断名サイコパス」









 『診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち』
       /ロバート・D. ヘア Robert D. Hare (原著), 小林 宏明 (翻訳)


たとえば自然とかね、っすっげー怖い。
怖いっつかもー意味とかあんまわからん。凄すぎで。

そんで、インビジブルな何か?とかもね、うーん怖い。
怖いっつーかムカツク。同じリングに上がってから喧嘩は売れや!と。

でも、ある種ちょっと蚊帳の外っつーか、距離離れてるから
日常にはいそうでいない、ファンクラブもある学園のアイドルとか
地球を救うために選ばれた最後の戦士 なみに怖さの実感が沸かないんだけど、

『人』 右と左が支えあって人、そう人間ったらね
もう、なまじ姿かたちが同じで、意志のそっつうが出来るんじゃないか?
っつう先入観があるもんだから、それが幻、イリュージョンだったって気づいて、
同じ形の異種だって知ったときの驚愕たるや、
ちょっとおしっこ通り越して、うんこ漏れそうな勢い。

いやー怖い。マジで怖い。

そんな、狂気満タンなサイコパスという人種について詳らかにしたのがこの本。

サイコパスとか聞いたら、殺した人間の皮を剥いで打楽器とか作った挙句、
一晩中その楽器を奏で、宇宙からの指令を受け取り、パワーを付ける為、
その人肉を喰らい、オレは救世主だ!侵略者を抹殺するのが使命だ!
とかってホザキ、瞳孔は開きっぱなしで斜視ってイメージが
どーしたって連想させられるんだけど、

あにはからんや、実際は連続殺人犯なんて極まれで、
べらぼうに多いのが突出した嘘つき、まぁ詐欺師とか暴力野郎とか
日常の生活において周囲の人間に確実にダメージを与える、
そんな電波かよ!アイツ率の方がべらぼうに高い!

下手したら、日本国における20歳女子の処女率より高い!
つかどっこいどっこいかも。

おうおうにして、サイコパスは口がべらぼうに上手く、常に自信満々で不遜、
人の痛みが理解できなく、その感情表現は上辺をなぞるようで浅くて、
小賢しく立ち回り、人に自分を信じさせるスキルが格段に高く、
なにを置いてもまず自分の事しか考えない。

こんなヤツ、程度の差こそありはすれ確実に思い当たるヤツが周囲にいるよね!
っつーのがサイコパスもしくは候補生。

白髭、今、かなり大掛かりな詐欺師グループの手口を見学する機会にめぐまれてるんですが、
いやぁ〜凄いのなんの! ほんとねコイツが口とか上手くて!上手いっつうか、名人芸!
事情知らなかったら、鵜呑みにするんじゃねぇの?ってなぐらい淀みない語り。
あからさまに合わないつじつまも気にさせない、めちゃくちゃな文法。
遠慮呵責なしにどんな手を使っても手に入れようとする金への執着。

・・・・ハンパねぇ。。。

リアルにキチガイを目の当たりにすると、
いかに自分がまっとうで善人か痛感させられます。
そして、金が絡むととたんにややこしくなる人間関係も痛感。
まぁ、当然っちゃー当然だけどさー。

あー人の世ってスゴイ事になってんなー。

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2006/12/17 Trackback() Comment(4)

その手で触れてごらん

-
「不思議な国のアリス」飛び出すっつーか噴出す絵本

「不思議な国のアリス」

「Alice's Adventures in Wonderland」
:A Pop-Up Adaptation of Lewis Carroll's Original Tale
         おおもとの話を書いた人     :Lewis Carroll
        このハイパーな絵本をこしらえた人:Robert Sabuda



マジ半端ねぇ勢いで飛び出してっつか、噴き出してくる絵本。
もうね、そのパッションと細工の凄さに、度肝、抜かれまくりっ!!

ジャケットでわかるようにいささかパンチの効いた、
ファンシーの欠片も見当たらない絵がね、
このご存知、不思議な国を旅する不注意娘・アリスにピッタリ☆

表紙のアリスとかね、どーみても兎の尻を触らんとする痴女。手つきが怪しすぎ!
木の上の薄汚い笑みを浮かべるチェシャ猫より、胡散臭い。

こんなね、幼女にして腹筋6パックに割れてそうな、マッスル臭ぇ絵柄がね、
キャーっ☆そこまでヤっチャう?っつーぐらいのサービス精神ハイオク満タンで、
贅と、匠の限りをつくして、ゴージャスにポッパっ――っッップ!!

ちょっとした、ハ・ラ・キ・リ!の風情でわっさ飛び出してくるから。
その勢いたるや、カマキリの卵の孵化の如し☆ 生命の息吹すら感じるネ☆
その装飾たるや、小林幸子の衣装の如し☆ もはや立体アートだネ☆

本当にすげぇのなんのって、オープンYOU☆しちゃったらばさ!
「アリスは穴に・・・」

こうよっ!↓こうっ!! めっちゃ落ちるぅ〜〜〜@@@

落ちました

〜〜っ!!! シビぃっ!!!

白髭、大人になってこの絵本と出会いましたが、もうね目がハートvvv
すっげー、すっげーっつって、本、ギコギコしまくり!
もー、口も半開きでね、開けたり閉めたり、引っ張ったり、しばらく夢中。

こんなんねー、子供ん時に出会ったらそりゃーもう、ウッハ―っv%$v☆ってなって、
いじり倒して、壊して泣く羽目になるねー。
とまぁ、あまりにも造りこみが贅沢で、細工が繊細なためガキには勿体ないっ!

大人だからこそ扱う事のできる、イカシまくったポップアップ絵本。

マジでね、このクライマックスは圧巻! 超・カッキーっ!!
チェイシング・トランプの兵隊
アリスがアチョーってなってるとか、やっぱ顔が武闘派だとか、ふっ飛ぶくらいカッキー。

えー、現在白髭所持のやつはもうすでに細工がシナってきてます。っつかチギれそう☆


乱暴にしないでネv



2006/11/03 Trackback() Comment(6)

白と黒のちから

- ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い

『ぼくを探しに』
  『ビッグ・オーとの出会い−続ぼくを探しに』

『ぼくを探しに』
『ビッグ・オーとの出会い−続ぼくを探しに』

          /シェル・シルヴァスタイン (著), 倉橋 由美子(訳)




パックマンみたいな「ぼく」が、自分の欠けたトコロにはまる欠片を探して、
コロコロコロと色んな道を転がりまくり、色んな欠片に出会い、
ハメテみたり、
通りすがってみたり、
やっぱりダメだと外れてみたり、
文字通り、ぼくを探しに東西奔走、ひたすらコロコロしまくる話。

まぁ、白い画面に単調な線と簡単な短文で繰り返されるその人生模様に
グッとクル事、ヤバイ事。

ぼくはピッタリの欠片と出会うけど、それもね、あんまりピッタリすぎて
ぼくたち が止まらなくなっちゃって、それはそれで、問題アリじゃなぁいってんで
やっぱりぼくは欠けたまま、コロコロ。

この何の例えでも合いそうなぼくの空虚と、欠片の話がねー。
思いのほかズドン! 震えるぜハート!

そして、欠片サイドからの話「ビッグ・オーとの出会い」で物語は
ウワラベッ!ってな破壊力でもって収束。 もう燃え尽きるほどヒート!

なんつーか、素直に勇気リンリン。
ブリンクから勇気もらった並にピュアパワーハイオク満タン。

角があるとか、カケラだとか、丸だとか
そんな事どうでもいい、多分どこまでも転がれる。

2006/10/15 Trackback() Comment(4)

愛は惜しみなく与え、奪う



『The Giving Tree』/ Shel Silverstein「The Giving Tree」



『The Giving Tree』/ Shel Silverstein




邦題:『おおきな木』/ シェル シルヴァスタイン





これはもう・・・知らない人はいないアゴがワシワシする名作。
「家庭に1冊、心に1冊推進派」会長の白髭は、
何かの折にこの本を贈り、


お前ぇのその腐った心をこの清涼な物語と、
それを贈るわしの穢れなき魂で洗い流しちゃえよ!
そして、曇りなき眼で見定めよ!この世のアレやコレをよ!


と酒とニコチンと後悔と躊躇でグズグズの大人ドモに喝!
を入れてるワケですけど。


もうね、愛が痛い。 


惜しみなく捧げる愛しいという気持ちがホント痛い。




1本の木がいました。
その木は 小さな男の子を とても大事に思っていました。
男の子もまた その木が大好きで 毎日遊びに来ていました。
木はとても幸せでした。


男の子は 大きくなり いつしか木の元へ来なくなりました。
木はいつも一人ぼっちでした。


ある日 大きくなった男の子が ひょっこり あらわれました。
木は大喜び。昔のように遊ぼう と話しかけます。


ところが、このクソがきゃー
「そんな事より金がいる」とほざきやがります。


白髭なら、スタンド出してオラオラオラ―っ!!!と
色気ずけないよう整形してやりますがね、
この木ってば自らりんごを差し出して 
これを売っておいで とつげるのです。


そしたら、そしたらねっ!このガキ何しやがると?
根こそぎ!根こそぎ刈り取りやがった!!
そして、りんごのない木に用はないとばかりにまーた音信不通。


そして、薄汚ねぇ 垢まみれの大人に成長し 
ま~った木のトコへ 顔出すんですわ。
いった台詞が 「僕に家をくれるかい?」


くれるかーっ(激怒) こん、ボケーっ!!


ってめー、2度とそんな口きけないように、
その歯ぁ全部引っこ抜いたるわーっ!!と白髭の怒りも余所に、


木はその枝を与え 奪った男はまたもトンズラ。




その後も、調子ブチこいて
成長に応じて欲しい物がある時だけやってくる男に、
木は文字通り全てを与え、切り株になってしまいます。


・・・・っっウウッ(号泣)木っっ!!!
バカっ!馬鹿野郎だぜ、オマエはっ!!


そして、年老いた男が またもや木の所にあらわれ、木は言います。


もうあげられるものが何もないと


さすがに老人になった男も、もうね、奪う気はないらしく
「ただ休みたい」というと


木は「Come,Boy,Sit down.Sit down and rest.」 と
自らの切り株で休むよう勧め、男はその切り株に座り憩います。


木は幸せでした。




ぐぶあっぁっっ!!!(慟哭)


木―――っ!!! オマエっ・・・オマエってヤツぁっ・・・




木にとっては、最初から最後までその人間の男は
大好きなBOYだった訳ですよ。
木はね馬鹿じゃないんで、
途中全てを与え男の子が来なくなった時に痛みだって覚えてるんですよ。


でもね、最後の最後でね人間が最終的に1番欲しがる「休める場所」を与え、
まだあげられる事に喜び、
又来てくれた男の子に対して愛情をおぼえられるって・・・


もうっ!もうっ!なんだよっ!バカっ!!!


コレね、アガペーなんて耳障りのいい言葉に変換してもらっちゃー
困るっつーか腹立つんだけど、違うから!
白痴的に思想を手放してハイハイ与えるのとは違って、
木はちゃんと痛みだって、
これは幸せじゃないって事もわかってやってんだから
盲目的な愛とか盲信とかは違うワケで、そこがもう臓腑をエグるっつーか。


ホント読む度に泣く。


この与える木は否応なしに「親」を連想させるんですが、
そんだけでなく、どの年代の人間が読んでも、
その身に照らし合わせて、状況に応じた感想がその都度思い浮かぶ、
己の水鏡のような、何度でもフンドシの紐を締めなおしたくなるような名作。


これは原書(英語)と、日本語版と、英語に日本語訳がついた判があるんだけど、
読むなら絶対っ!英語!!


絵本なので、絵と文のバランスも話の構成上必要なんで、
大人が読むなら、出来るだけ英語で!簡単だし短文だからっ!


『おおきな木』 /シェル シルヴァスタイン「おおきな木」



日本語版:『おおきな木』ですが
これはタイトルを『あたえる木』にすべき!
おおきな では補えないよ、この愛は。ホント。





2006/06/09 Trackback() Comment(8)

落ちた首は戻らない



白髭、ビビリなんで、
そんなチキン魂をなるべく鍛えようとホラーやサスペンスが好き・・
じゃなくて、多く接し引き出しにストックを増やそうと心がけてるんですが、
まぁ最近、怖がりドコロがわからない物件に当たることが多く、
寂しい思いを余儀なくされてました所、


コレ!


「メキメキえんぴつ」/大海 赫「メキメキえんぴつ」






『メキメキえんぴつ』 / 大海 赫








怖っ!!!




なんじゃこりゃっ!怖ぇよ、マジで。


っつーか児童書ってのが・・・本気?


こんなん子供ん時に見たら、マジちびりますよ。
いや、泣いてもおかしくねぇ。


そう思うのは、大きくなったから余計なのか?
子供の頃だと、わりと気味悪ぃぐらいで済むのか?
今となってはもう永遠の謎ながら、とーにーかーく!怖い。


薄気味悪さテイストは乱歩の少年探偵団シリーズに匹敵。
(↑コレも少年少女向けっていうのが
・・・・何か色々とマズいんじゃねぇの?)


タイトル「メキメキえんぴつ」を含む、
5編の短編集で、全部が全部、グハッ!
投げっぱなしジャーマンっつーか、
出会い頭の通り魔的犯行っつーか、えぇっ?!


これ最初に世に出たのが、1976年なんですが、
やっぱすげーは昔のは。
今みたいに、中途半端な規制と
似非った道徳観がない分、キてるもの。いや、ワイルド。


大体、絵からして気味悪いのになんかジッ・・・っと見ちゃうっつー
磁場出しちゃってる系だし、
内容にいたっては、「覆水盆に返らず」とか、「後悔先に立たず」とか
およそガキに向けるキラメキ☆希望メッセージとは
1線も2線も画した、「一寸先は闇」的な、
辛酸を舐めた大人が酒を飲みのみ頭を垂れて噛みしめる、
世の真理系。




いやぁ・・・そうだけどさー。
そんな剛速球ド真ん中に投げられても取れねぇよっつーか。




もしかして、世間の荒波に揉まれ、
不条理に翻弄されるようになる前の子らへの親切なのか?





寝覚めの悪い夢心地に浸れる、良書。





2006/06/07 Trackback() Comment(8)

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