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2017/09/19

魔法の手を持つ人



それは、オカン。




ホントにオカンは凄い!
親の子に対する愛情は往々にして身勝手なものだけど、
にしたって無償なんだもん。そりゃ、凄いよ。
だって、文字通り血肉を分け与えるようなもんだからねぇ。


生まれてきてすぐ接する他人だもの、お母さんって。
考えてみりゃ、めちゃディープ。
誰もが与えられるオカンがない人
(オカン代わりの人がいる人は除く)ってのは、
やっぱりちょっとキツいだろうーね。色々と。




とまぁ、そんな風にオカンについて改めて思わさせられた


tokyo.jpg『東京タワー』



『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』
              / リリー フランキー






あの、小汚い風貌からは予測できない程、
強烈なピュアな感情の吐露にマジK・O!曙倒れっ!


タイトルから判るように、ありふれた家族話。


なのに、こんなに胸にクルのは
あまりにもストレートにオカンに対する愛情と尊敬を
これでもかっ!ってなぐらい純粋な気持ちで綴ってるからだと思う。


いや、マジで近年ないくらい不覚にも本を読んで号泣せしめられたよ。


オトンと別居中でほぼ母子家庭な環境で
母性丸出しの愛情に包まれて育ててもらったリリーフランキーの
オカンに対する気持ちが、もー痛いの甘いのなんのって。


どんな人でも、ご飯を食べさせるのが一番の歓待 
と信じて止まない、料理上手なオカンの


まず、健康、次に健康、そして人に迷惑をかけず好かれるような人に 
ってー子育て方針も、んまぁ、ありきたりだけどやり通したら凄い事だよね。




福岡の田舎から上京して大学に通い、
案の定ベタなまでに親のすねをかじり倒す、
ダメ学生ってなったリリーのクサレぶりも、
家の事情を知ってて尚、そーしちゃうリリーの葛藤も、
乞われるがままお金を送金しちゃうオカンぶりも、なんかしょっぱくて。




そのリリーがオカンを田舎から呼んで一緒に暮らすことになった
ホンワカで、でも、ちょっとチリッとしたトコもある生活。


「人は自分に値した人間しか周囲にいない」といった感の強い、
リリーとオカンの周囲の人達。


人格形成において、大きく影響を及ぼしたであろう、
パンチの効いた故郷の人達。


ちょくちょく出てくるオトンのいっそ気持ちがいいまでのマイペースぶり。


オカンがガンになってから、死ぬまでの色んなコト。


そして、オカンが用意した「オカンが死んでからあけてください箱」の中身。


全部がセンチ。




軽くサックリと読ませる飄々とした文体に油断してたら、
心臓ワシ掴みだもん。参った!
読中、笑えたり、読後、シケッた気分にならないトコに
お笑い作家の意地が垣間見えるし。




ここまで、ある意味理想な母親と息子の関係をてらいもなく、
臆面もなく素直に出せたのは
やっぱり母親がいなくなってしばらく経ってからだからだろーなぁ。




リリーが第3次世界大戦より、宇宙人襲来より、地球滅亡より怖かった


「オカン(親)のいなくなる日」(ギャアッ(失禁)


それを迎えてない白髭としては、
もーなんとも・・・・嫌だなぁ、そんな現実。心底ダメだ。






なんか心臓がワシワシするけど、
母親に愛情を感じる人は、読んどいた方がいい。




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2006/01/26 小説 Trackback(6) Comment(2)

COMMENT

無題

- トラバありがとうございます。
『東京タワー』よかったですよね。
涙がちょちょぎれそうになりました。

tosshy 2006/01/26  13:29 URL EDIT RES

無題

- コメントありがとうございますー。
白髭はガシ泣きしました。ツボってか秘孔浸かれたかのよダダ泣きでした。
ホセには泣き笑いさせられたし・・・リリーにしてやられました。完敗。

白髭 2006/01/26  16:29 EDIT RES

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思い当たる節がある・・・ 「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」

- 評価:75点{/fuki_love/}東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~扶桑社このアイテムの詳細を見るヤバイ・・・世間で評判だとか言ったって、リリー・フランキーなんておっさんの書く小説が泣けるわきゃないだろ?と思っていたのですが、見事に泣けた。

URL 2006/01/26  13:46

リリー フランキーの東京タワー

- ココリコミラクルタイプにも出ている リリーさんの本です

URL 2006/04/17  19:01

東京タワー /リリー・フランキー

- 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~/リリー・フランキー面白かったです。リリーさんのお話ですから、もちろん面白いんですけど。普遍的、皆が通り、感じる話ですから泣けましたね。これを書いている今でも涙が出て来てしまうのは、本を思い出しているの

URL 2006/04/17  21:52

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

-  泣いた。ページをめくる度に涙が自ずとこぼれてきた。しばらくの間泣いていた。書かれているのはリリーさんの「オカン」だが僕は自分の「お母さん」とオーバラップさせていた。リリーさんの「オカン」の事で泣いていたのか、自分の「お母さん」を思い浮かべて泣いたの

URL 2006/04/18  00:40

「東京タワー」電車の中で涙がこぼれた

- 「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」★★★★リリー・フランキー著泣ける本としてベストセラーリストに乗っているのを見て、本は本屋で自分の勘で買いたいのでなんだか敬遠していた。先日「本屋大賞」を取ったときもこんなに売れている本にわ

URL 2006/04/28  19:07

リリー・フランキー【東京タワー オカンとボクと、時々オトン】

- たまに東北新幹線に乗って東京へ行くと、電車の窓から見える広告の多さに驚く。ビルの窓に貼りつけられた文字、壁の看板、屋上のネオンサイン。車内に目を転じれば中吊り広告。電車を降りれば駅構内のいたるところにポスター。「ご

URL 2006/11/04  11:30

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