[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
- Newer : ぼぐっ!!撲っ!殴っ!
- Older : だだハマリCD 『メズマライズ』
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『シリウスの道』 / 藤原 伊織
いやぁ〜っ、いい話でした!
ホントにこんな人が上司なら、会社勤めも悪くないなぁ 。プヒッ と
読後、3分ぐらいは勘違いさせてくれるぐらい!いい本でした!
内容は、大手広告会社に勤める主人公「辰村」がいる部署が、
ある日、でっかい案件を受注すべく、クライアントから直・指定をうけます
「そんなん、内政干渉やんけー」とか
「ボケー、今までそのクライアントの担当だったんは、こっちじゃー!」
「どんな、つもりじゃいっ!!」
とか、そりゃあもう、社内は大わらわ。
辰村もなんか嫌な感じーとは思いつつも、
「兵隊は言われた事をやるべし!」(クゥ〜ッ!シビぃっ!! )
と、その案件を落とすべく、社内外と戦闘開始!
とまぁ、広告業界の内幕と、社内のいっやらしぃ派閥争いから、
新人奮闘記、デイトレード、を舞台に、
メインである「辰村、幼いころの記憶」が展開。
もう、ねぇ、これが!
そこはかとなくただようセンチメンタリズムに「あぅあ〜。。。」なんですわ!
藤原 伊織節っつーの?
甘い郷愁っつーか、「心の中で一番輝いてる事」を大事に思うトコっつーか
なんか、その「大事にしてる感情」つーのが、こー淡いのに強くてもー
あごがジワジワな感じなんですよ!
今回は、伊織ブレイク作品「テロリストのパラソル」との絡みもあったりして、
なんか、「おっ!」とちょっと得した気分!
別に「テロリストのパラソル」を読んでなくても、十分面白いんで
デイトレードに興味アリアリな人にもオススメ 。
・・・・そして、かなりショックな事に、作者の藤原伊織氏が
近々、死んじゃうらしいんですよ。 ガンで。
知ったときは、「マジかよっ?!」と半ギレでしたが、
今はもう、残念で、残念で・・・(ってまだ全然生きてますよ)
本人のコメントが文藝春秋に掲載されてて、
「皆から、どーしたの?って聞かれて
いちいち説明するのが面倒なので、寄稿しました。
どーやら、ガンです。もーすぐ死にます。
っつーか、ハードボイルド気取ってる訳でも、斜に構えるわけでもなく、
別に〜どーせいつかは、死ぬし。ま、しょーがないよね。
マージャンが楽しいです。」
みたいな事が書いてあるんですよ!
(もちろん、文は全然違います)
そりゃ、そーだけどさー。。。。
ただでさえ新刊が待ち遠しい作家なんてあんまりいないのに、
新刊どころかフェイドアウトなんてさー、あんまりじゃないのー?!
と、本人には関係のない事で愚痴りたくもなります。
それぐらい、ショックなんです。
本人と周りの人にとっては
ふざっけんなっ!つーぐらいの軽い愚痴ではありましょーが、
でも、「好き」といえるものが減ってしまうんです。
そりゃあ、悲しいよ。許してよ。
・・・・・・・はぁ。。。。
2005/07/28 小説 Trackback() Comment(0)
COMMENT
COMMENT FORM
TRACKBACK
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |