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『ナイト オブ サ ゙リビングデッド 最終版』
/1999年 アメリカ
オリジナルに比べ、クソっ!との呼び声の高い、最終版。
別に、そんな時代じゃないのに、意味なく白黒です。
オリジナルは今や、ゾンビもののお手本となっております。
この最終版は、ゾンビ・喰らうシーンの追加と、
なにやら話が長くなったバージョンのやうです。
墓参りに来た兄弟、ビビリの妹を幽霊(?)の真似をして
「うへへへっ・・・」(←すっげぇ楽しそう)
と脅かす馬鹿な兄ちゃん
ノソノソやってくる、初・ゾンビ に気づかず、
ご機嫌なまま墓地をウロウロ。襲われてやっと気がつき、
ゾンビともみ合いになり転倒、頭を墓石にぶつけ死亡 !
(注目すべきはその死因!ゾンビ映画に登場しておきながら事故死って!! )
ビビリの妹はチビらんばかりの勢いで逃げ出します、つか半モレ。
逃亡先の家でそれぞれ逃げ込んできた人間達とゾンビ達の戦いが始まりますが、
様相は、人間対人間というパニック状況下でのいやらしい人間模様の呈を相します。
ゾンビの掟その1 として、
頭部破壊でゲームオーバーというルールに気づいた人間は
「よっしゃあっ!」とばかりに頭部破壊にいそしみますが、その音が!!
最近のきれいに処理されたゲームチックな打撃音ではなく、
素手で殴りつけているような鈍い音なんですよ、コレがっ!
スコップで「ドンッ!ぼぐっ!」
素手で「ガツッ!ガツッ!」とこれまぁ痛そう・・・
っつーか、ゾンビの掟その2 に従い、
ゾンビーズの動きは鈍くさいので、
家に立て篭もるまでもなく、車で逃走可能だったのに、
何をそんなにパニクって・・・っつーぐらいのパニックぶり。
女子にいたっては、知能に問題があるかの如く、ことごとく使えません。
ヒャーヒャーいって泣き喚くだけです !
いくら、1968年頃の作品とはいえ、あまりの女性像に驚きを隠せません。
【世界一男らしい女】に選ばれたナブラチロワなら、怒るんじゃないでしょうか?
いえ、むしろナブラチロワなら1人で人間もゾンビも全て倒せる気がします。
そして、エンディングに至ってはあっけないほどの
「・・・っえーっ?!」
(ゾ、ゾンビ関係なくねー? なくねー? なくねー?)
な終わりに、人間とその他の違いは『言語』にあるという言葉をシミジミかみ締めます。
自己主張は大事だという事を教えてくれる、心強い道徳作品。
あーもう、最近は胸キュンvvしっぱなしで、
動悸が早く、心臓の耐性年数が減ってる気がします。
B’zのライブで動悸多発地帯となった、わたくしの心臓に
さらに、追い討ちをかけたのが、
『ダニー ザ ドッグ』/2005 フランス・アメリカ
んまっ!なんてかわいいんザマショ!ジェット=リー。
内容は、昔、母親を殺されなおかつ拉致られたダニー少年は記憶をなくし、
敵である飼い主の命令に絶対服従の「犬」として、
最強の人間に育てられていた・・!
ところが、まぁ色んな事があっていい人達に出会い、
人間性と記憶を取り戻していく・・・
という、まぁ、ふ〜ん 。。。な話なんだけど!
あら、ジェット=リーの犬ぶりったら!予想外にかわいいんですのよ 奥様!
それはもう、ダニーボーイと呼ばれている設定が
「いくらなんでも、そりゃ強引だろ!何歳設定よ?!
40過ぎてんだぜ?!」
とか、思わないぐらい!かわいいんですのよ! ホントに!
今回、ジェット=リー初のラヴストーリーみたいなあおりでしたが、
ラヴストーリーっていうか、犬 ですから、ダニー。
そりゃ、かわいいモンですわ!
にしても、今まで特に演技面でうんぬんというのがなかったので、
今回の表情での演技とか
ほぼ台詞なしでの感情の伝え方とかが、新鮮でよかった。
新境地ではないでしょーか。
ホントこれからのが楽しみ。
にしたって、若いよなー・・・・・・少林寺の奥義か何かか?
とはいえ、敵役には相変わらず、IQが50そこそこな感じの
北斗の拳に出てきそうなコスチュームをまとった
パンチ効いたキャラが出てくる 等
リュック=ベッソンぶりは健在の一品。
まだ、上映してたら駆け足っ!! 太ももあげてっ!!
最近話題の、アスベスト(遅っせーよ!)から、ちょっと前の血液製剤、
三菱のクソ車やら、ぼったくりのカツアゲ明治安田生命保険、
教科書で習ったぐらいの水銀垂れ流しまで、
もはや企業の倫理観なんて誰も信じちゃいないけど、
まさか、自分が被害者になってるとはあんまり考えてもいないでしょー。
でも虚弱体質だと思ってたのが、工場から排出された有害物質が原因だったりー
病院にはずっと行ってるのに・・・と思ってたら、病院で打たれる注射が問題だったり
アレルギーと思って過ごしてたら、おまえんトコの煙かい!とか
難病指定の子供を抱えて、たとえ短い命でも・・・とか思ってたら
思いっきり人災の公害だったり
まぁ、枚挙にいとまがないほど世界中にはこのテの話があるワケですけど
『エリン・ブロコビッチ』/2000年 アメリカ
って、全然怖くないじゃん!
むしろ、シングルマザー奮闘、サクセスストーリーじゃん!
といったポップな仮面を被った、公害告発ムービー。しかも実話。
とりあえず、恩着せがましくハシタ金をつかませて、
ばれないように!と処理する企業側と
強引に弁護士事務所で勤めだした為、
オカタイ事務所スタッフからは総スカン!の
ブロコビッチ(ミニスカ+胸チラ)が「なんだコレ?」と独自で調査を始め、
物証を集めつつ公害地区の住人の同意を取り、
普通の事務所ならシッポ巻いて逃げる大企業相手に
正面きって喧嘩を売ってミラクル勝利 !
莫大な賠償金をぶんどったったワイ¥
っちゅー勧善懲悪な話。
だからってさー病んだ体は元に戻らないワケよ。
発覚する前に死んだ人とかもいるワケよ。
今までの家族の労力やらなくした時間とかはどーすんのよ?
っつー事ですよ!
ホントに自分を守れるのは自分だけなんで、
「無知は怖い」 と心底思います。
怖い話シリーズ・第2弾
今回は、怖い場所って事で
微妙に「人」でもあるような気もしなくもないんだけど・・・
ブラジル怖ぇーっ!って事で
『シティ オブ ゴッド』
/2002 ブラジル
「シティ オブ ゴッド」と皮肉な名前を持つ、
ブラジルのリオデジャネイロの貧民街での話。
多分、平均寿命は50歳ぐらいであろうヘヴィーな環境の中、
学校に通って文字を覚えるより早く銃を持ち、
他人からモノを奪う事を覚える一部ギャングなキッズ達の話。
チンコの毛も生えないうちから、普っ通〜に強盗を計画し、
っつーか殺してみたいし♪という理由で初・殺しをクリア☆
子供時分の元気いっぱいさで、徒党を組んで駆けずり回り、
カナブンを捕まえる気安さで、バンバカ発砲。
ガキども、やりたい放題に暴れまわって元気いっぱいです。
命が、キロ単価がんばって6円ぐらいの勢いで消費されていきます。
よくあるテレビの「貧困の極地で生きる子供達特集」なんかで
「幸せな自分」を確認するために泣きに行く俳優やらタレントやらが
10分でクルーごと身ぐるみ剥いで殺される事うけあい。そんな土地です。
その時はもちろん目撃者なんて誰もいません ←!
もーちーろーん!
スラムとはいえまともに地道に暮らしてる人はいっぱいいます!
ただ、貧困と社会の病理だとか、命の重さがどーとか、やれ教育だとか、
そんな正論とされている事が通じない場所も状況もわんさかあるという現実が
非っ常〜に怖いです。マジで。
いやぁ~、平和大国日本(←最高)の国民でよかったぁ〜 vvv
と胸をなで下ろす反面、ブラジルぶらり一人旅行けねぇじゃんと85チビリ
でも、映画としての音は最高
かなりゴキゲンでサントラは買い かな。
な〜んか、やらなきゃいけんのはわかってるけど、
イマイチ、いやイマサンぐらいやる気が出ない時は、
すごいアンチクショウを観るに限る!ってなワケで
『続・少林寺三十六房』
/ 香港 1980年
そう、クンフー映画の頂点との呼び声も高い
『少林寺三十六房』 の続編!
もはや少林寺の僧にしかみえないリュー・チャーフィがやっぱり主人公
(ほんとに↑この人はただの役者なの?)
今回はかなりのお調子者でモノを考えない逆切れキャラでハッスル登場☆
職工達に横暴を働く染色工場の親方に一糸報いる為、(労組の代表者のように)
少林寺に入ってクンフーを身に付けようとする主人公!
正攻法で入門した方が早いんじゃ・・・というぐらい
変装したり、忍び込んで見たり、
他所の寺の僧のフリをしてみたりと、やりたい放題。
なんとか入門し習得したのは「足場組クンフー」!!!!!!
すげぇぜ竹! しなるわ、痛いわで結構な武器だぜ!
敵が攻めてくる時に!アズスンアズで対応たぁ、テクが決め手だぜ!
しかも、かなりの縛りテク!竹紐を腰で結わえてる所がイカスぜ!
対する親方は「折りたたみ椅子クンフー!」ズッギャァァ〜アン
・・・・・何で椅子?
持ち運びは?疲れた時は休めるように??
前作に続き、少林寺の修行は誰が思いつくんだ・・・っつーぐらいの結構な代物。
強引な話の進め方といい、絵とわかるセットといい、ギャグといい
すべてが大陸的!! シビレルぜっ!
そしてやっぱり入門したいぜ!こばやしでら!
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