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「昴」
『昴』1〜11 / 曽田 正人
天才の熱狂を描かせたら、今や当代随一の作家・曽田 正人の青年誌連載の異色バレエ漫画。
キラキラ☆チュチュのプリンセス、細い首筋、そして白タイツの王子様vと
ファンタスティック要素がフンダンなクラシックバレエという素材で、
ここまで体液という体液がしたたって、汁気の多いモノもそうないであろう、スポ根を通り越し
もはや修行っつーか、荒行の域にまで達した感のある、でも流した汗=身につく実力ではなく、
まさにそれしかする事を許されないような「天賦の才」を授けられた
「否応なしに選ばれた者」のシャーマニクス感漂う、与えられた才能の具現化ストーリー。
双子の弟・和馬が難病に冒され、脳機能が低下していくためだんだん認知能力がなくなっていくなか、
昴は毎日、言葉だけでなく、ジェスチャーはもちろん体全部を使って思いを伝える事に血道をあげる。
いつその意識を手放してもおかしくないような人間の前で、尋常ならざる表現力を身につけ
いつしかバレエに出会い、それなしの人生はありえないというまでのめり込むという
よくある死者に先鞭つけられちゃった系の始まりから、才を持つ者の悲劇と恍惚というステージまで、
マジ、放熱しっぱなし。その熱量たるや相当なもん。
ただ、熱い漫画なら、そら燃やすほどあるけど、この作家の凄いのがその熱伝導率の高い所!
もうね、半端ねぇ燃える!見てるこっちもマジ熱い!
極々限られた、修羅の門をあけた選ばれし者だけが辿り着ける「向こう側」を垣間見えた気になるから!
共通体験なんて一切ないのに、なんか伝わるものすごさ!
ホント、熱砂のアリ地獄っつー豪腕ぶりに、ズドンと落ちる。速攻で渦中。マジで熱中。
周囲をいっさい顧みない、その妄信と猛進こそが才能なんだとまざまざと思わされ、
昴の視野狭窄ぶりとイカれぶりに中てられる、灼熱気合い漫画。
途中というか、その規格外の才能に翻弄される周囲の凡人のようにゴタっとして、
とりあえず11巻で終了してるトコがまた・・・
でるかなぁ・・・・?続き。
2006/09/07 漫画タイトル さ行 Trackback() Comment(6)
COMMENT
- えっ・・・そうなんですか?
休載?イヤイヤ本当ですか・・・9巻までしか読んでないですー。満喫行かなければ!
きっとそのうち第二部が出るってことでしょうね?
「気が向いたら」みたいな感じなのでしょうか・・・はう。
- はじめまして、こんにちわ♪
「昴」初期のころサンデーで見てました。痛々しくてみてられなかったけど、そのアツサはほんと、つたわってきました!この人の漫画は熱湯並みの温度感じますね。ていうか、ランキングのほぁた!!って面白すぎです(笑)クリックしてしちゃいます♪
- →Avich☆さん
読んでたか!他のバレエ漫画だと真似っこしたりして
ビキッとかなったりするのに、この漫画はサラサラ真似する気起きない・・・
11巻で1部終了。という苦しいエンド。
っつか作者も燃え尽きた・・・ちょっときゅーけー。
- →とらねこさん
GO→☆漫喫にGO→☆
11で1部終了っつー事になってて、
今は大好きなチャリ漫画を楽しそうに連載中。
最近、昴の続きを描こうという気になったみたいですが・・・
はよ、描いてくれー。イイトコで終わってんですわ、コレが!
- →はじめましてー、みぽすけさん。
ほあたっ!と正拳入れてくれたようで、ありざっす!
最初の子供昴 編はねー確かに痛い・・・。
でも今までマヌケ王子と思ってたアルブレヒトがあんなに反省してたなんて・・・
と、ちょっとアルブレヒト的には見直されたかなって感じでしょうか?
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無題
- スバルちゃんねぇ、楽しみに読んでた(笑)!
休載だったっけ??
私の記憶は数学者(だったか?)とスバルたんのカラミで終わってます…面白いのにぃ〜!
11巻で完結ってわけでは無いよねぇ?
Avich☆ 2006/09/07 20:49 URL EDIT RES