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2025/02/11

世界の ヒゲ 博覧会



おうっ!店頭で目が合った際、衝撃が体を走り抜けました。
ま・・まさか・・・よもやお前とまたもや!会おうとは・・・




『真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん』/しりあがり寿



真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん /しりあがり寿『真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん』




恐るべし、メディアメジャー効果!


CDでいうなら、今回も捨て曲なしのパーフェクトアルバム!
毎度毎度の小汚い絵にもかかわらず、目頭が小春日和です。


相変わらず、弥次さんは無神経で青ジョってて、軽率な言動が多く、
喜多さんは、乙女で神経質、半径1m以内の少女な世界観の中に生息。


そんな愛し合う2人が、一緒にいてもうどれぐらい経つのか、どこに行くのか、
明確なモノは一切持たず、どこかわからないトコをフラフラと彷徨ってます。


確かなのは2人の愛情だけ。
今回も、2人の愛の炸裂ぶりに、へへっ、目から汁が・・・・
なんだよっ、雨かい?前がボヤけて見えないゼ・・・




弥次さんの軽口を真に受け、
「おいら、弥次さんに愛されるなら失われたっていいよ」
と、身を隠す喜多さん。




「それは羞恥心や、道義や、家族や、信頼や、
いろんなモノ失って、やっと手に入れた大切なモノなんだ」

と、失った喜多さんを追いかける弥次さん。




「愛してる!!心の底から愛してるとも・・・」
と疑心暗鬼な喜多さんを諭す、昔に失った弥次さんの童貞。


(って文だと意味不明だけど、迷わず読めよ、読めばわかるさ)





暗喩が冴え渡る、不条理ギャグワールドミーツ純愛な
しりあがり寿 世界にウットリしんみり・・・・vvv




素顔の表紙と帯についたヒゲ、
中表紙の盛りだくさんのヒゲもゴキゲン☆





でも、ジョリジョリはいやぁ〜☆




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2005/11/03 漫画タイトル ま行 Trackback() Comment(0)

苛烈なるジャッジメント



当初、喜多さんのヤク中を直すべくお伊勢さんを目指していた、
ラヴvカップル・弥次さん喜多さんのまさか!の番外編。




『真夜中の水戸黄門』 /しりあがり寿




真夜中の水戸黄門 /しりあがり寿真夜中の水戸黄門




日本一有名なセカンドポジションの男 
水戸光圀 に仕えるスケさん カクさんとして
身もふたも無い終末に向かい諸国漫遊の弥次&喜多


相変わらず、弥次さんは俗物チックで喜多さんは乙女チックなまま
2人に輪をかけて厄介な太鼓腹の自己しか持たない黄門様を連れて
あっちこっちで、血飛沫と悲鳴にまみれた世直しを展開。




その果断ぶりは半端じゃなく、イイも悪いも細かい判断するのも面倒なんで
いっそ、全消去しちゃえ!っつー「更地」方法。
ゼロがいいゼロになろう〜♪ってなまっさらぶり。



ってか、世直しをするっていうポジションが自己申告制なトコも、
大義名分を背負ってりゃ何、やり散らかしてもイイみたくなってるとこも、
現実を暗に示唆してて、社会派うんぬんとか良し悪しじゃなく
しりあがり寿 氏の強い意思がビシビシ伝わります。




全く、何一つ救いとかない話ながら、
弥次さん喜多さんのへっぴょんぴょんぶりとブラックな笑いで
そこまで酷い読後感になってないとこも凄い!


しりあがり寿 ホント凄ぇ!
社会人としてバランス取れてるトコがホント驚異的!
何を見て、どこに行く?




マジ、ついてきますっ!!!





2005/11/02 漫画タイトル ま行 Trackback() Comment(0)

嫌い、死んじゃえっ!



「団地」という日常丸出し装置を舞台にした、
超常現象炸裂、非日常物語。




『童夢』どうむ /大友 克弘


doumu.jpg童夢





緻密に描き込まれた、硬い絵に
子供、親、働き中年層、捨てられた老人、障害者、ダメ人間、狂人と
団地に生息する全てのジャンルを網羅するような濃密な人物描写。
完璧!と言い切れるような画面に、ストーリー構成に
おぉうっvvとハートわしづかみ!




凄まじい超能力を持つモノ達の陰惨バトルにも関わらず、
動機が幼心で童心っつー、自分に対してピュアピュアリーなモノだけに、
無機質でもー容赦も配慮もないんですワ。
制御ができない事、修羅の如し。
気が変わること、タッチランプ如し。
巻き込まれるだけ災難だわっつーような、暴れっぷり。


嫌い→いらない
好き→好き
面白そう→やってみる



という、二元理論。いやぁ、いっそ清々しいネ。



狂気を匂わせるガラクタ山盛りの部屋や、
白雉な笑顔、ベビーカーに乗せた人形を連れ歩く狂婦人 等
スパイスが効いててたまらんチン=☆


「幼児性」をここまで多面的かつ的確に
表現できてるなんてめったにないね!
「ママッ」っちゅう、えっちゃんの声が聞こえるもん、だって。



最後の1コマまで完璧!な画面にマジチビリっ!ホント凄えっ!!




よっちゃん、気持ち悪いなんて思ってゴメンね。わし素直だから・・・(涙)





2005/10/31 漫画タイトル た行 Trackback() Comment(0)

ドラゴンボールも、仙人も、荒野の人たちも



なんでか、全部人。
なんでか?なぁ〜んでか?♪




そして、これも「」の話。

セブンソードの七剣人たち


『セブンソード』 /2005 /香港・中国




いんやぁ〜、面白かったね。予想外に!


日本の配給会社が「HERO」「LOVERS」に続く!
っつー、アオリをくれている為、どーだろ?!と思ったけど、
ワイヤー控えめ、肉体酷使アクションと
大陸的大技連発勧善懲悪ストーリーに
K☆O(てか、宣伝失敗だよ。酷すぎ)


オールド香港スタイルを脈々と受け継いだ、突っ込んでなんぼ、
ノッテ楽しんでなんぼの武侠活劇。


オープニングの惨殺シーンがちょっと見ものだったんで、
一見、普通の映画を目指したのか?と思いきや、
やっぱり、そこは香港魂炸裂っ!
そんなヌルいスタイルには落ち着きませんともっ!


い〜やー、も〜どっから突っ込めばいいのやら・・・・


「禁武令」っつー時の皇帝が発令した「武芸関係者即死刑」みたいな
ビビリ極まりない法令がまかり通っちゃった荒くれ〜悶えて〜な時代に
村皆殺し(首に老若男女問わず賞金かかってるモンで)から逃げてきた人が
次のターゲットの村人にそれを伝え、なおかつ伝説の達人達に助けを請う。

             ↓

山で隕石が落ちてきた時の火を使い、刀を鍛えていた達人達の師匠は
助けを求めてきた3人も込みで刀を与え「7剣人」とし、
隠遁中のはずの伝説の達人達は縁もゆかりも義理も代償ももちろん面識も!
ないにも関わらず、2つ返事で討伐に向かう。

             ↓

「7剣人」達の活躍により、村は第一波をしのぎ何とか生き残り、
調子に乗って・・・・いや、畳み掛けるべく将軍の城へと乱入。
将軍ご執心の高麗の女をさらい、馬に下痢をさせ、奇襲成功!
  
             ↓

ゾッコン☆ラヴな奴隷女をひっさらわれた将軍は激怒!
権力を総動員し、愛人奪還、7剣人皆殺しに向け発進!!

             ↓

追い立てられ、迎え撃つ7人。



おいおい、そんな余裕あんのかい!っつーぐらい
恋あり、修行あり(今かよ!)裏切りあり、馬アリともー大忙し!


とまぁ、必要のないシーンを長く伸ばす等 間違った時間の使い方、
何がやりたいっ?!と隔靴掻痒な遠い遠いエピソード、
投げっぱなしの感が否めない演出 等
荒波にもまれるように2時間半が経過。




アクションシーンが垂涎モノなのと、
拷問器具がそのままポータブルになったかのようなエグイ武器、
なんといっても7つの剣の素敵さに、多々ある問題点なんてチャラ!


最後まで、7剣人がオジィ以外剣でしか見分けつかなかったのも、
悪役(ホント悪い)の白塗りのゴスパンク女が、実は1番美人だったりしたのも、
2時間半引っ張って、この終わりかよっ!!っつー70年代香港スタイルも、


色んな意味でビックリ!


そして、なんとコレホントは4時間の作品つーのが1番のビックリっ!






観るもの体力がいるよ!ちょっと避けたりするから。



2005/10/29 映画 Trackback() Comment(2)

渡る世間は謎ばかり



『陰陽師』
1〜13 /岡野 玲子 原作/夢枕 獏
  


陰陽師 /岡野玲子陰陽師





が!やっと!やっと!終了。
しばらく発刊が止まっていたため、連載中だとも忘れていた2005年、
怒涛の2ヶ月連続発刊にして、なんと最終回ってアンタ!
ベラボウに急だなっ!!




天才(文字どおり天賦の才)陰陽師・安部晴明(あべのせいめい)が主役の
魑魅魍魎、八百万の神、聖霊、人間が跋扈バッコな平安絵巻。




晴明が陰陽術を用いて、貴族政治の政権争いに絡んだり、
平安京を平和裏に納めたり、とまぁ色んな問題を解決。
仲良しの源博雅とのホクホクの人間関係やトラウマな人間関係、
政治的人間関係をベースに割りと身近な地点から話は出発。


そして、最終回まで話がどう終わるかなんて
誰にも予想だにできない内容。




もう、壮大!壮大すぎ!
陰陽師はもとより、歴史、数学、古典、その他!とまぁ知識詰め込み放題。
京都→古代ギリシャ→エジプトに着地するからね。アメン神に。
晴明、天と地を繋ぐ魔術師になってるしね。人の範囲から逸脱ですよ。
ってか、陰陽師じゃなくなってるYO!


原作を読んでいないので、原作どおりかどーかは不明だが、
このコミックスは古典として、ずっと残るね。



百鬼夜行なおどろおどろしい、オカルティックな部分も、
天文、数字なんかの目で見える妙も、
雅な、平安時代の風景も、
全部包括できる岡野 玲子「画風」があってのこの作品!




といえるぐらい、ファンタジスタな空気感を醸し出してます。



綺麗というか、なんか独特の「間」があって、
思いっきり「静」なんだけど
リズムがあって進んで行くのよ。不思議な事に。



内容が内容なんで、まじめ一本槍かと思いきや、
地味ぃなギャグがかなり入ってるし、結構ポップだったりで
だから、読みやすいっつーのもあるかな。




なんにせよ、この「目に見えない世界」を
漫画で余すところなく表現!なんて
それこそ、言葉で言うと簡単極まることを、
ここまで見事にやりきった漫画は
他に類を見ないかな。今の所その筋、最高峰。


何回見返しても、まだわからない所や、深く突っ込めば突っ込む程、
ウマミ成分が出てくるという、知識量なので、
ホント、何度でも楽しめるし、違う読み方もできるという、
一粒300キロな、極上品。ものすごい、イイ読み物!




言葉って凄い!!とマジで背筋がゾクッ! 


囲碁、怖ぇ〜っ!!



ち・な・み・に、ワタクシ本気で陰陽師になりたいと思いたち、


『現代・陰陽師入門-プロが教える陰陽道』 /高橋 圭也 


現代・陰陽師入門  /高橋 圭也現代・陰陽師入門



を買いました。何だ、ソコ!その目は!!
そしたら、なんとコレもまた結構面白かったのよ。いやホント。


そして、白髭は現在「陰陽師」ではありません。




・・・・・・・・何か?




2005/10/26 漫画タイトル あ行 Trackback() Comment(0)

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