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2025/02/10

チャカポコちゃかポこ・・・

 



『レベルE』 /冨樫 義博『レベルE』



『レベルE』1〜3 / 冨樫 義博





作者の好きなものだけを抽出したかのような、
富樫エッセンスに満ち満ちた世界観・炸裂!の
オカルティック不条理ストーリー。




超絶美形で天才でその性格の歪み方も宇宙一級品という
バカ王子が地球(日本)にやってきてあれこれやり散らかし、
ソコここでトラブルを撒き散らして歩き、その対応に追われる側近と
否応なしに巻き込まれた人間のコンチクSHOW☆




バカ王子の殺意を抱くほどのバカぶりに、んもうっ!
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、バカ王子のフォローに走る側近にくうっ!
宮仕えの懊悩と涙を見る思い。


画面といい、登場人物の設定といい、
好きな作家や作品やら出来事やらで埋め尽くされ、
嗜好がダダ漏れ、描いてて、楽スィ〜☆といった感が伝わってきます。


その、アングラ&メジャーな好みをベースに
展開されるヒネた話がス・テ・キ!


およそ、ジャンプで連載されていたとは思えない要素フンダンだが、


というか、色々ほじくりネタが満載すぎて
ジャンプ対象年齢には全部は解らないんじゃ・・・?
それでも成り立ってるからいいけど。



まぁ、イージーな夢・希望・成長・たたかい!といった演出はないが、
いい話もなきにしもあらず。っていうか、
ジャンプ必須要素を斜めからヒネて表現した話。




バカ王子の出身がドグラ星という事からわかるよーに
「ドグラマグラ」な世界感強し。




宇宙人、DNA、ゴレンジャイ、甲子園、侵略、サイキック 等
偏りに偏った素材構成ながら、
わりとポップに読める不条理ギャグがサッパリな面白本。 




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2005/12/06 漫画タイトル ら行 Trackback() Comment(0)

名前を呼んで





『MONSTER』 浦沢 直樹『MONSTER』


『MONSTER』1〜18 / 浦沢 直樹





良心の呵責というか、憐憫の情というか、
そういう人間だけが持つ心の微妙な動きといった
人間性というものを一切廃した人間が出てくる、
まさにモンスターとしかいえないような人の話。




無実の罪で追われる日本人医者テンマの
「逃亡者」ストーリーをベースに


才色兼備なスーパーフリーキー天才サイコ・ヨハンが絡み
ドラマ、サスペンス、アクション、ミステリ、悪政、恋愛が
しっちゃかめっちゃかに混ざり合ってもう、えらいこっちゃの混迷ぶり。


今まで培ったハートウォーミングな話や
戦闘技術をたっぷり詰め込んだドッキンドッキンな展開に
「キャー!どーなんのー?テンマーっ、テンマーっ!」と最後までハラハラ!




「511キンダーハイム」っつー悪趣味丸出しな
独裁国にありがちな薄暗い施設がもう、ゲーっ!!
まぁ多少なりとも合法非合法問わず、
どこの国にもあるだろー現実感を彷彿させて嫌。




ヨハンのモンスターぶりについては、
天性、環境と意見が分かれるとこだろーけど、
まぁ圧倒的に加害者なのは間違いないんでね。




真実を求めて逃亡するテンマのドラマは当然の如く面白いが、
テンマの婚約者だった教授の娘で、
いけ好かない女エヴァの逆噴射ぶりが壮絶!天晴れ!
いみじくもエヴァの名前通り「女」そのものぶりがもう、すさまじく素敵v




テンマが次々と巻き込まれる犯罪といい、テンマを追う偏執的な刑事といい、
すべての元であるヨハンといい、ヨハンの双生児ニナといい、
その他登場人物も全員分厚いので
読み応えありのハイクオリティなアクションサイコサスペンス。


そして散々っ!やり散らかしたヨハンが
「はい、おしマイケルv」って終わらないのがまたイイっ!!





ガビーンっ!リセットーっ?!!



2005/12/03 漫画タイトル ま行 Trackback() Comment(0)





『BASARA バサラ』 /田村由美『BASARA バサラ』



『BASARA バサラ』1〜27 / 田村 由美





少女漫画の土俵で繰り広げられる戦国乱世の一代成長国取物語。


背景が、文明が一回バーストこいちゃった世の中ってなってて、
当然の如くまぁ 武力=権力 というセオリーとも言うべき分かりやすい
支配の構造になってる中、やっぱりその中でも
圧倒的な力を持つ独裁者ってのが台等してくるわけです。


そんな中、自分の地位を脅かす「神託」を受けた時の支配者が
「救世主」となる予言を受けた子を殺害
兄・タタラを殺された、妹・サラサがタタラに扮し敵を取るべく立ち上がる!!



っつー、頑張りやさんなサラサの冒険・恋愛・成長・挫折を軸に
これまた、それぞれが主役のサイドストーリーで1編作れるような
周囲の人間のキャラクターがもうっ!
強い、弱い、浄、不浄 混濁で幅が広くて堪らんったら!




政権争いを扱ってるだけあって、
従来の少女誌にはなかったような描写もチラホラ(でも物語上で必須)


キッツイ体験をした人間はその分やさしくなるか、激しく歪むかだけど
両極に振れた人の生き様が見もの。


その「やさしさ」代名詞のような、アゲハの生き様ったらもうっ!!
涙・なみだ! アゲハ〜っ!アゲハーっ!!(壊)


こんなに筋が通って、格好良くて、美人で懐が広くて・・・etc(延々)


な、人がいようか? いや、いない!(反語)


多分、バファリンの半分はアゲハで出来てるね!


正直、主人公タタラの選んだ男より、
絶対アゲハの方が・・・ってかアゲハでしょっ?!


と、小一時間ばかし問い詰めたくなるが、まぁそれは置いといても、


成長ストーリーとして(むしろ恋愛編はオマケ程度)
長編スペクタクルモノの傑作。
「人間」を描くことに照準を据えているので、
読み応えがあり、なおかつ読後感もよろしく、
「・・・・・・・っはぁ。」な爽快気分に浸れる。




そー、世界観は、少女漫画な和洋折衷「三国史」って感じかな。 



志はあるか?




2005/12/01 漫画タイトル は行 Trackback() Comment(2)

外野のノイズは殺せ





『BANBI バンビ』 /カネコ アツシ『バンビ』



『BANBI バンビ』1〜6+零/ カネコ アツシ






縦横無尽、唯我独尊で我が道を行く殺戮処女・バンビ
おきらく能天気殺戮フルロードストーリぃ。



バンビは気持ちいいぐらい難しい事を考えません。
好き・嫌いの2極で判断し、気分のまま行動。
生存本能のカタマリなので、判断に躊躇がなく、
自分を害するものの排除の仕方に至っては、徹底的で苛烈。


そう、バンビは獣なのです。(奥さまは魔女 ふうに)



そんな、愛・ラヴ・マイセルフ!なバンビが
一緒に生活していた「じじぃ達」のおつかいで
「クソガキ」を連れて疾風怒濤の大暴れ。


「あたし、バンビ」っつー、一方的な自己紹介で
ピンクの髪のチョンチョンを揺らし、
ピンクの銃をぶっ放し、
ピンクの車でGo☆Go☆HEAVEN!




本能全開で「生きる事」をまっとうしようとする
生命力溢れるバンビの、くまのペーさんが大好きで、
ケガレないキレイな自分が大好きvな乙女サイドと、
遠慮呵責なく全てを暴力(っつーか殺し)で解決する
獣サイドのカオスぶりがもう、素敵っ!




いや、周りにいられたらすっげー迷惑だけどさ。
なんかだんだん可愛く見えてくるから不思議。


そんなバンビを許容できるじじぃ達のキャパの広さもグー!
エロエロだけど、格好よくみえてくるからこれまた不思議。




迷いがないって最強!
腹をくくって生きてるやつは、カッコイイ!って事だね。




皮肉ったシビィ〜ストーリーと、
1コマ1コマ完璧なクール極まりない絵にズドン=333




マジ、カッコイイ!! 




2005/11/29 漫画タイトル は行 Trackback() Comment(0)

グンゼパンツのお前にZOKKON!



どうしたらいいのやら、部屋のコンポに音響の妖精が住んだようで、
勝手気ままにボリュームを変えくさってくれます。


最初は遠慮がちにフレーズ単位だったものが、
今では調子ブチこいて一文字ごとに大きくしたり小さくしたり
というやりたい放題の暴れハッチャクぶり。
その出来損ないのDJぶりにクヌヤラァ〜(怒)と日々、魁!男塾です。


・・・〜〜っテメこの野郎、いー加減出てきやがれ!


そんなミュージック ソ ピクシーに対抗しようと
灰汁の強いCDを引っ張りだしました。


「テネイシャスD」ジャックとカイル 裸の2人テネイシャスD




『テネイシャスD』 / テネイシャスD




映画「スクール・オブ・ロック」でゾッコン惚れた人も多いであろう
世界一セクシーなはじけたデブ ジャック=ブラック(JBと自ら名乗る)と
ジャックに引きずりまわされる温厚なデブ カイル・ガスの太った2人組みの
スーパー馬鹿ロックユニット「テネイシャスD」のデビウ版。


ジャケからわかるようにパンチの効いたバカぶり。
なのに、そこら辺の勢いバンドじゃ歯が立たないぐらいのバカ上手な歌。
何より、人柄(?)キャラ?が伝わる
テンション高ぇ〜楽曲(それも当然の如く面白い)




ブラックサバス・Love!とロック LOVEvが伝わる曲調と、
何より面白くて何ボ!Vivaおバカ☆
なスタンスに惚れるミュージシャン多発!で
ドラムにはフーファイターズのデイブも参加。


曲タイトル

1.ブッといソーセージ
2.音符がひとつだけの名曲
3.世界一の名曲
4.ワンダーボーイ
5.激しいファ○ク
6.やさしくファ○クして
7.エクスプロシーヴォ
8.拝啓ロニー・ジェイムズ・ディオ殿
9.新歌唱法
10.カイルがバンドをやめた
11.ツアーはタフ
12.チ○コ立て伏せ
13.いとしのリー
14.友情試し
15.オレらの友情
16.カツレツの恨み
17.空手で恨みを晴らす
18.ロックンローラー,D!
19.ドライブスルー
20.サイコーのタッグチーム
21.オレたちゃ王様




↑から滲み出る馬鹿ぶりとそれにそぐわない
バカ上手な演奏の落差にヤラれる事うけあいっ!




因みに台詞?っつーかコント?も入ってるんで全部曲ではないです。


「スクール オブ ロック」でテンション高いジャックに
目がハートvになったロック好きなら一発でオチる名盤!




ホント、最近のロックは・・・とか思ったらまずコレっ!



ってか、ミュージック・ピクシーいい加減、勘弁してくれんかなぁ・・・




2005/11/28 1、2 ファッキューな音モノ Trackback() Comment(0)

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