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「Nevermind」
『Nevrmind』 / NIRVANA
『ネヴァーマインド』 / ニルヴァーナ
創り手の意図に反して、メジャーになってしまった
ポップに広まってはいけなかったケド
それもしごく当然な「ロック」アルバム。
ご存知カリスマロックスター、
カート=コバーン率いたニルヴァーナを
世界的熱狂のどツボに叩き込み、
狂気に誘ったブレイク盤にして希代の名盤。
死ぬまでインディーズにこだわったカート=コバーンが、
前作で引っ付いてきた鳴り物入りの
ポップなロック好き達をふるいにかけようとした
試金石的作品ながら、バンドの意図とは外れ、
その手の届く範疇外でマーケット向けの味付けが施されたため、
万人を誑かすポップさをまとい、
閉じ込めた闇でギャースカうるさいロック好きもオトした
もう、言葉はいらない聴けば判る!
っつーぐらい文句なしの凄い1枚。
もうね「Smells Like Teen Spirit」なんて何回聴いた事やら。
グォッって鳥肌な音に、シビれまくりでヘヴィロテしまくりでしたよ。
停滞していたロックにどでかい風穴をぶち開け、
90年代以降のロックのベクトルを決定づけたどころか、
ファッション、テイストにいたるまで「グランジ」の風を吹かした、
伝説というのが大げさじゃないカリスマバンド「ニルヴァーナ」
グランジという、メジャーとは真逆の世界観を貫き、
自ら、その寄せられる声の幻想を殺す形を取り、
メジャー世界から「ニルヴァーナ」を奪い返したカート=コバーン。
カート、猟銃自殺の報を聞いた時は、ホント
「・・・・・っっ!!!」
あーやったか・・・っつーのと、
バカーっ!!っつーのとで無言でした。
ロックスターは死ねばカリスマっつーけどね、死んだら終わり。
早世の天才なんて、耳障りのいい言葉
置いてかれたモンにとってはクソですよ。
救いは今でも、ニルヴァーナのメンバーが
「FOO FIGHTERS」というアホでシビれる、
クールなロックバンドとして活動してる事。
そのルックスがなまじいいダケ、
狂騒に拍車をかけたっつーのもあって、
カートはべらぼうにカッコイイのよ。
そしてロックスターに必須の華がありまくりで。
マジ素敵すぎ。
「Smells Like Teen Spirit」PV
「Smells Like Teen Spirit」TV出演:誰も演奏してないよー(笑)
『キラキラ!』
『キラキラ!』1〜8 / 安達 哲
青い闇・青春。
青い春・性春。
人生のけもの道・青旬。
追い立てられ、前を向くことしか許されない
思春期の逼迫感と純愛と、性と友情と妄想と現実。
未来のビジョンはイン ザ ダークな中での、
否応なしに見つめざるをえない自己像、
が!それとメンチ切って向き合えない未熟な自我。
そんな揺れ動くか細い自我と、
濃厚に湧き上がる衝動の間で行きつ戻りつ、
飛んだり跳ねたり沈んだりと、
暗中模索な頃の不安定丸出し感がもーヒリヒリ。
暗いだけじゃなくて、
ほんのちょっとの希望でブっ飛べる躁気味な年頃の、
好きな人、好きな物、好きな自分の好きな事がまぶしてあってもー
キラキラ。
なんやかんやゆって、あっちゅーまな、
ナイフみたいに尖ってバカな思春期は、
流れ星みたいにキラキラで、
夏の砂浜のようにキラキラで、
猛暑のアスファルトみたいにキラキラ。
楽しそうな事があ・り・そ・う☆と
芸能科がある高校に転向した慎平は、
そこで出会った、駆け出しのエミリと恋に落ち、
青春真っ只中に突入!
芸能科で建て直しを図ったものの、
校則なんてうんこプー☆俺らは特別☆な
勘違いの選ばれしモノ思想をもつガキンチョドモの横暴に
苦々しく思っている学校側、
芸能界の、金・色・力が渦巻くダークサイド部分、
好きな事を生業にするという、幸福と葛藤。
好きな事では食べていけないという圧倒的な現実。
感情と性欲が直結してるという事にまだ背徳感を感じる未発達さ。
感情の赴くままに!
愛しいと思う気持ちのままに突っ走って何が悪いんだYO!
おれはアイツが好きなんだーっ!
大好きなんだーっ!!
これが真実だーっ!!!
と思いはしつつ、
反面、先を見通して、
ここはなーやっぱキチっと抑えといたほうがなーと
漠然としつつも確実に保身にまわるという小知恵も働く現実に即した計算高さ。
まだまだ、許せないモノが多い頃の視野が狭く、
ソレをうっすら気づき始めた、闇雲に真っ直ぐで、
ふり幅がベラボウにでかい頃を思い出す青い話。
暗いだけじゃなくて、笑いも夢も入ってるのが救い。
テーマは「学業と恋愛の両立」
「The Giving Tree」
『The Giving Tree』/ Shel Silverstein
邦題:『おおきな木』/ シェル シルヴァスタイン
これはもう・・・知らない人はいないアゴがワシワシする名作。
「家庭に1冊、心に1冊推進派」会長の白髭は、
何かの折にこの本を贈り、
お前ぇのその腐った心をこの清涼な物語と、
それを贈るわしの穢れなき魂で洗い流しちゃえよ!
そして、曇りなき眼で見定めよ!この世のアレやコレをよ!
と酒とニコチンと後悔と躊躇でグズグズの大人ドモに喝!
を入れてるワケですけど。
もうね、愛が痛い。
惜しみなく捧げる愛しいという気持ちがホント痛い。
1本の木がいました。
その木は 小さな男の子を とても大事に思っていました。
男の子もまた その木が大好きで 毎日遊びに来ていました。
木はとても幸せでした。
男の子は 大きくなり いつしか木の元へ来なくなりました。
木はいつも一人ぼっちでした。
ある日 大きくなった男の子が ひょっこり あらわれました。
木は大喜び。昔のように遊ぼう と話しかけます。
ところが、このクソがきゃー
「そんな事より金がいる」とほざきやがります。
白髭なら、スタンド出してオラオラオラ―っ!!!と
色気ずけないよう整形してやりますがね、
この木ってば自らりんごを差し出して
これを売っておいで とつげるのです。
そしたら、そしたらねっ!このガキ何しやがると?
根こそぎ!根こそぎ刈り取りやがった!!
そして、りんごのない木に用はないとばかりにまーた音信不通。
そして、薄汚ねぇ 垢まみれの大人に成長し
ま~った木のトコへ 顔出すんですわ。
いった台詞が 「僕に家をくれるかい?」
くれるかーっ(激怒) こん、ボケーっ!!
ってめー、2度とそんな口きけないように、
その歯ぁ全部引っこ抜いたるわーっ!!と白髭の怒りも余所に、
木はその枝を与え 奪った男はまたもトンズラ。
その後も、調子ブチこいて
成長に応じて欲しい物がある時だけやってくる男に、
木は文字通り全てを与え、切り株になってしまいます。
・・・・っっウウッ(号泣)木っっ!!!
バカっ!馬鹿野郎だぜ、オマエはっ!!
そして、年老いた男が またもや木の所にあらわれ、木は言います。
もうあげられるものが何もないと
さすがに老人になった男も、もうね、奪う気はないらしく
「ただ休みたい」というと
木は「Come,Boy,Sit down.Sit down and rest.」 と
自らの切り株で休むよう勧め、男はその切り株に座り憩います。
木は幸せでした。
ぐぶあっぁっっ!!!(慟哭)
木―――っ!!! オマエっ・・・オマエってヤツぁっ・・・
木にとっては、最初から最後までその人間の男は
大好きなBOYだった訳ですよ。
木はね馬鹿じゃないんで、
途中全てを与え男の子が来なくなった時に痛みだって覚えてるんですよ。
でもね、最後の最後でね人間が最終的に1番欲しがる「休める場所」を与え、
まだあげられる事に喜び、
又来てくれた男の子に対して愛情をおぼえられるって・・・
もうっ!もうっ!なんだよっ!バカっ!!!
コレね、アガペーなんて耳障りのいい言葉に変換してもらっちゃー
困るっつーか腹立つんだけど、違うから!
白痴的に思想を手放してハイハイ与えるのとは違って、
木はちゃんと痛みだって、
これは幸せじゃないって事もわかってやってんだから
盲目的な愛とか盲信とかは違うワケで、そこがもう臓腑をエグるっつーか。
ホント読む度に泣く。
この与える木は否応なしに「親」を連想させるんですが、
そんだけでなく、どの年代の人間が読んでも、
その身に照らし合わせて、状況に応じた感想がその都度思い浮かぶ、
己の水鏡のような、何度でもフンドシの紐を締めなおしたくなるような名作。
これは原書(英語)と、日本語版と、英語に日本語訳がついた判があるんだけど、
読むなら絶対っ!英語!!
絵本なので、絵と文のバランスも話の構成上必要なんで、
大人が読むなら、出来るだけ英語で!簡単だし短文だからっ!
「おおきな木」
日本語版:『おおきな木』ですが
これはタイトルを『あたえる木』にすべき!
おおきな では補えないよ、この愛は。ホント。
白髭、ビビリなんで、
そんなチキン魂をなるべく鍛えようとホラーやサスペンスが好き・・
じゃなくて、多く接し引き出しにストックを増やそうと心がけてるんですが、
まぁ最近、怖がりドコロがわからない物件に当たることが多く、
寂しい思いを余儀なくされてました所、
コレ!
「メキメキえんぴつ」
『メキメキえんぴつ』 / 大海 赫
怖っ!!!
なんじゃこりゃっ!怖ぇよ、マジで。
っつーか児童書ってのが・・・本気?
こんなん子供ん時に見たら、マジちびりますよ。
いや、泣いてもおかしくねぇ。
そう思うのは、大きくなったから余計なのか?
子供の頃だと、わりと気味悪ぃぐらいで済むのか?
今となってはもう永遠の謎ながら、とーにーかーく!怖い。
薄気味悪さテイストは乱歩の少年探偵団シリーズに匹敵。
(↑コレも少年少女向けっていうのが
・・・・何か色々とマズいんじゃねぇの?)
タイトル「メキメキえんぴつ」を含む、
5編の短編集で、全部が全部、グハッ!
投げっぱなしジャーマンっつーか、
出会い頭の通り魔的犯行っつーか、えぇっ?!
これ最初に世に出たのが、1976年なんですが、
やっぱすげーは昔のは。
今みたいに、中途半端な規制と
似非った道徳観がない分、キてるもの。いや、ワイルド。
大体、絵からして気味悪いのになんかジッ・・・っと見ちゃうっつー
磁場出しちゃってる系だし、
内容にいたっては、「覆水盆に返らず」とか、「後悔先に立たず」とか
およそガキに向けるキラメキ☆希望メッセージとは
1線も2線も画した、「一寸先は闇」的な、
辛酸を舐めた大人が酒を飲みのみ頭を垂れて噛みしめる、
世の真理系。
いやぁ・・・そうだけどさー。
そんな剛速球ド真ん中に投げられても取れねぇよっつーか。
もしかして、世間の荒波に揉まれ、
不条理に翻弄されるようになる前の子らへの親切なのか?
寝覚めの悪い夢心地に浸れる、良書。
「はじめちゃんが一番」
『はじめちゃんが一番!』1〜15/ 渡辺 多恵子
こーれは、ジャニーズ好きだった少女なら
最低24回は妄想したことあるんじゃないでしょーか?
っつーぐらい、オトメの妄想ど真ん中ストライクな設定の
THE☆ドリーミン少女漫画。
5つ子の弟を持つ、
両親とも人が異常に良いため清貧暮らしを余儀なくされる、
そばかすで剛毛、
まぁサエテナイけどたくましい少女・はじめちゃん。
某ジャニーズ事務所の目に入った5つ子が
芸能界デビウを果たす事になり、
はじめちゃんは学生の傍ら、夢のマネージャーにっ!
当然そこにはあっこがれのアイドル、
イカしたアイドル、孤独なアイドルがいたりして、
下心とその他のファンに対する優越感、
そして弟達が直面するショウビズ界のシビアさ
なんかがごちゃまぜでモーウ、右往左往でドッキドキ!
今をトキメク☆2人組のバリアイドル・WEと同じ事務所で
A・A・O(エイエイオーと読む このダサさ加減がリアル臭くて笑う)
として働く事になった5つ子ちゃん達。
いつも5つ子として珍重され、
可愛がられる5つ子に向けられるはじめちゃんの
女として不細工テイストに産まれてしまった長女としての葛藤、
常に5人セットとして扱われ、
個として認識されていないような感覚に反発する5つ子の葛藤、
なんやかんやで、双方大事に思いあっているという兄弟愛。
そんなハートウォーミングな家族愛をメインに、
忘れちゃいけねぇはじめちゃんの
大人気ユニットWEのメンバーとの恋模様、ワンフ加減を織り交ぜ、
アイドルって凄ぇ職業なんだゼ?MAJIで☆
と言わんばかりのエピソードを披露、
さすがに少女ターゲットとあって、
芸能界の裏、パワーゲームの陰惨な現場、
それを事細かに!子細を穿ちつつ!!みたいな内容はなく、
まぁ、コギレイにまとめられ、
アイドル万歳!ビバ・ジャニーズ!なアイドル賛歌。
なーのーで!電波でサイコなファンとか、
某社長のお稚児趣味とか、金問題とか、
現実的な面は一切出てこず、
・・・アイドルだって・・・
応援してくれてるキミから元気をもらってる☆アリガトv
みたいな、ネムたい事ゆってんじゃねーぞ、あぁ?
というヌルぅい仕上がりになっていて
これまた、乙女のハートを揺らす夢心地ック。
性善説に基づいた登場人物のキャラクターと
その配置の巧さが特徴的な、
夢見る少女にジャストフィット!の偶像至上主義万歳!な
ジャニーズ好きは多分、みな目を通してるであろう漫画。
ジャニーズ好きどころか、
TVをあんまりみないため、最近の女優俳優、
若手のアイドルは男女トモ全滅といった勢いで知らない
白髭でも、読めたので.まぁそっち方面にウトくても全然いける。
好きな人は+α の要素大といった感じの内容。
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