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「奇人画報」
『奇人画報』 / 駕籠 真太郎
「あつめもの」がテーマの、猟奇な品々ばかりを集めるイッた人達の
コレクションを特集してみましたー☆現場の葛西さーん?
みたいな明るいまえふりはできない、気持ち悪さ極まれりなコレクターの短編集。
ンマぁ〜、そろいもそろって真性のキチガイ揃い。
吐しゃ物、水子、好きな人の触れたモノv、色んなシチュエーションのフェラ写真、虫、
思いつく限りのグロく不快な場面がこれみよがしに散りばめられてて
その破壊力たるや、ちょっとしたもんです。
同じフォームの画面の羅列が効くキク〜っ☆
いやぁ、ゲボりそう☆ ものすごっ気分悪いゾ☆ 最低☆
その道を究めん!としたストイックで負けず嫌い、そして我が身好きvな
はた迷惑なアンチキショウどもの夢の狂宴。
思春期の娘っコの「友達」感情にまつわる不可思議を皮肉った、ハラキリの話は爆笑必至!
えーっと、みなさーん。モツはしまいましょー。
飛び出た腸で、人の首を絞めてはいけませんよー?
というか、ハラキリはトレンドたりえないゾー。
かっこよく、腸ぶら下げたいナぁ☆とか、
親に隠れてベッドですることはHARAKIRI☆とかじゃねぇからっ!
友情の証に割腹とかね、ちょっとヘヴィ☆だゾ! 勘弁、勘弁☆
グロ大好物、虫?イツォーライ!な人はドーゾ☆
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「やっぱり今日でした」
『やっぱり今日でした』/ ヨシタケ シンスケ
カワイイ顔して、エッジーな、だけどポアンとした気持ちになる
漫画風エッセイ風メモイラスト。
歴史上の人物の肖像画の落書きとは別に、教科書のすみっこにカシカシかいてたみたいな、
「えっ、コレかいたのわし?」とか
「ぶぶっ、面白いけどこのヒト。ってわしかコレ?」とかゆーよーな
覚えてるような、覚えてないようなっつー日常のフッを切り取って
ノビノビっとした、気の抜ける絵で油断をさせつつ、ナニゲに鋭い一太刀を浴びせてくる
「かわいい顔してあのコ、ワリとやるもんだね!」系コメントが秀逸。
寝っころがって、すくすくして読むのが一番すき。
そっちゅうみても、アレこんなんあったんだ。と思う不思議本。
スポンジが落ちる音は ポっ!
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「ライフ」
『ライフ』13〜 / すえのぶ けいこ
高校生というまだ小さな世界観の中で生息している世代の、いじめの話。
えー、これ多分作家本人がいじめられてたんだろーなーっつーよーな
えらく恨み節なアロマが節々からにじみ出てきて、なおかつそれがあまりにも顕著すぎて、
ちょっと失笑っつかプッ=3ってなる大爆笑ないじめ、かっこ悪い。ストーリー。
まぁよくいる依存心の強い、あたしは弱いから・・・と悦に入り、全て見ない振りを決行するタイプの主人公・歩。
(自覚なき者は去れ という言葉がお似合いの自己認識が欠如した厄介チャンv)
高校受験という人生における、まぁ大きめのイベントで友人に寄りかかり、見事大破せしめます。
友人もテメェでやった事とはいえ、人間性発展途上中なので、やっぱり納得はいかねぇ!と
その思いのたけを呪詛にして歩に投げつけ、見事ヒット!
親の期待は賢い妹に、と家でも顧みられることなく、生来の地味さ故、学校でも当然埋没。
さらに親友の投げつけた言葉に傷つき、高校入学と同時に「友だちはいねが〜、いい友達はいねが〜」と
辺りを徘徊、闇雲にすがりつく、保身No1☆の「友人ゾンビー」へと変貌。
まぁ当然の如く、そんなウザめのタイプは足元見られ、軽んじられますわな。
そんないじめられる要素を十二分に備えた歩の、強烈電波系お嬢さまv愛海によるいじめの受難を
こーれーでーもーか〜っっ!!!と鬼気迫る勢いで、イキイキと躍動的に描いたバイオレンス・サイコな話。
よく聞く感じの裏表のあるブリッコv愛海の、回を追う毎の異変ぶりに突っ込み多発!
「きみぃ、それ、刑事事件やがな。」っつーはっちゃけぶりと、(っつか余裕で殺人未遂こいてるし)
プライドであれ、ゆがんだ自己像であれ、自分を守るという生物の本能に根ざした自己保身の強さには
ちょっと、感嘆。 その清清しいまでのクレイジーな悪役ぶりはアッパレ!な腕力も気力も充実した強敵!
凄いヤツだZE☆
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「わにとかげぎす」
『わにとかげぎす』1〜
ふるやみのる
先生、あのね、今日ね、わにとかげぎすを見たよ。
とってもおもしろかったよ。
おともだちのいない、32さいのおじさんのおはなしです。
おともだちがほしいといっていたよ。
死ねてがみがきてこまっていたよ。
知らないまーリーをおうちに呼んでいたよ。
やくざにお金をあげていたよ。
となりのおねえさんがおともだちになろうといいました。
困りました。 うでたてふせが上手でした。おしまい。
- っっエえぇぇぇっ?!????!!
ってな伝説に残るインパクトかつダッフンダな台詞と演出を産み出した
アバンギャルドな邦画。
「黒い家」
『黒い家』/ 日本
今さら宣伝するほどでもないぐらい、血肉に染み渡る国民的人気メニュー・カレーの売り上げを下げた、
ジャッキー似のサイコなカレーおばさん林真須美を彷彿とさせる
保険金殺人をテーマにした、激烈怖い原作「黒い家」by貴志祐介 を映画化したもの。
カレー事件より以前に書かれた原作が、本気で怖いので映画はとてもとてもシブいだろうと思ってたら!
ヤッてくれました!大竹しのぶ!
さすが!ガラスの仮面を被る女! グレイトっ!
細胞レベルでサイコな女に絡まれた、超ビビリでマヌケな保険会社社員・若槻の
降って沸いた災難に巻き込まれ型のパニックムービー。
コレねーどー考えたって原作において重要な要素の「匂い」を省いた時点で
内容的にはもうアウト!なんだけど、大竹しのぶを犯人に持ってきた時点である種、及第点。
保険金業界の裏側を見せつつ「心がない」っつー文字通り、真性の電波さんを扱った内容で、
サイコパスの怖さを魅せるっつーストーリーはともかく (だって原作には遠く及ばないからね)
何が面白いって、悲っ惨!な主人公若槻と、大竹しのぶの掛け合い!
後半、大竹しのぶ家に忍び込み恋人を探すシーンで、
関係者の死体&その他大量の死体を見つけ、超ビビリまくる若槻。
うん、怖いよね、マジ怖いよ。だけど、だけどさー震えすぎ!震えすぎだゼ☆
持ってる懐中電灯をカクテル名人よろしく、シャカシャカ・・・振りまくり!
光はチラチラしてうっとうしいし、乾電池はカチカチ言ってアッピールしまくりだし、
どんなに好意的にみても、忍び込んでる自覚が足りない。
そして、帰ってきた大竹しのぶが、真っ暗な家のブレーカーの電源を入れ電気がつき
つまびらかにされる室内、そこに映る元気よく動くバイヴ・・・・
意味わかんねー!っつかバイヴって電池じゃねぇのー? 電気関係あるのー?
そのバイヴが伏線になってるのか、なってないのか不明な迷クライマックスシーンでは、
取っ組み合いになり、殺すか殺されるかで大竹しのぶに馬乗りになられ首を絞められる若槻
首をぎゅうぎゅう絞めながら、我が身の正当性をとく大竹、口をパクパクさせ死にそうな若槻、
何かのスイッチが入った大竹、若槻に激しいディープキスを!
そういや、昔はキスを口吸いってゆったっけねぇ。と思うような見事な吸いっぷり!
えーん、怖いよー。文字通り、喰われそうだよー。
そして、興奮した大竹、殺そうとしてる相手を引き起こし、おもむろに自分の上着をまくりあげ、
「乳、しゃぶれーっ!!」
と絶叫!
あれ?日活のピンク映画?と錯覚するほど画面いっぱいに映し出される乳。もちろん吹き替え(笑)
そして、自分を殺そうとしてる相手の乳をシャブシャブちゅーちゅーしちゃう若槻。
挙句の果てに、ヘタクソーっ!と怒鳴られ、ガツンとぶん殴られる若槻。
もうね、ショック!(爆)色んな意味でショック!あれこれショックすぎ!
だってね、若槻、恋人とイタソウとしてちゅ−ちゅーしてたら、イッっちゃって
その場では恋人に慰められつつ、その後根に持ってたんかいっ!とチクリとヤラれたりして
結構、そっち方面ではナーバスになってるはずなのに、イカれた殺人犯にまでダメ出しされたら
もう、使い物にならないYO! ある意味殺されたも同然だYO!
その後も、テンパリ行動をとる若槻と、怪演を披露する大竹のやり取りは続き、
こえー、こっえー!と爆笑泣きしながら、職場の人間の無神経さに恐怖を覚え終了。
っはぁ〜=3
ブタってたら完璧だったんだけど、大竹しのぶはスゴイね!
そして、原作のノンストップホラーをここまで笑える話に変えちゃったのもスゴイ!
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