[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
-
『マサシ!!うしろだ!!』
『マサシ!!うしろだ!! 』/ 押切 蓮介
パーオっ☆
ちょっとさ、あんまり怖いとフヘっ・・・フヘヘッヘってなるように、
恐怖と笑いは紙一重ってんで、そっこら辺の恐怖心を吹き飛ばす、唯一にして最大の方法
「笑い」(バカパク系)
を武器に心霊系ホラーに全面対決を挑み、勝利を収めたにもかかわらず絵がスッゲ怖いっつー
ドナイヤネン、お前イッタイドッチ側ヤネン! サイコウじゃないかYO☆
といった、エキサイティング、そしてロマンフルなバカ話がベリーイカす素敵漫画。
まずね、幽霊だとか悪霊だとかね、ちょいスケルトンな不条理系かまってさん達とね
拳で語りあえちゃうとこが凄いよね。 おもっクソ!叩き込めちゃうから。
「マサシ!!うしろだ!!」
賃貸アパートの一部屋に取り付いて、そこの居住者に取り付き7人も殺した
シリアルキラーのなんだか失恋で自殺した女幽霊なんて
10分間の格闘の末、逮捕された挙句、裁判までかけられチャウからね!
いやぁ清々しいよね☆ さっすが法治国家・日本! それでこそだっ!
取調べ官とかね、みてよ!
もうすっげホット! 漢っ!
「悪霊ドリル」や「カースダイアリー」の皮肉濃厚なブラックで重い話も
笑えるっつーのがね! なのに幽霊、マジで怖いとかね! もう好きっv
「トイレまで4メートル」っつー怖いTVを観た後の
トイレまで辿り着けない一人暮らしの悲哀と恐怖、そして狂気を炙り出した名作は必見! 爆笑!!
あのテンパリぶりは身につまされるっつーか、ちょっと泣ける程共感できるっつーか・・・
絵とかね、ブリっと人間時計っててもうズッキューン☆
最高!ホント最高ッス!
しかもこの作家、かなりの素敵人で
WEBでも気合の入ったバカに情熱を捧げてます。
友達と。
ウハハッ、超ウケル!!
すっげ楽しそうだよ、混じりてぇ〜。
押切蓮介HP●カイキドロップ●
『魔天道ソナタ』
『魔天道ソナタ』 文庫版1〜10 / 天城 小百合
今で言う、BLのかほり漂う、
天使と悪魔が出てくる異世界設定の
よくある、天上の者による人間ジャッジもの。
人間が死ぬ時にお迎えとして
天使と悪魔のペアがやってきて、臨終の儀をする。
という仕事をする、従来の悪魔像ではない悪魔と天使の話。
人間の死に際に接するという事から派生する、
ヒューマンドラマを追求するわけでなく、
当初、ラブコメディで走り出した天使・ミカエルにゾッコンvな
悪魔・フィラのイケイケ・どんどんラブモード with エロ
を追求するわけでなく、
(まぁこれは時代柄しょうがないのかな・・・
今なら本番もアリなんだろーけど)
作者が余りページにて書き込む、自分の体調の悪化とともに、
なんだかどんどんシリアスかつ、愛とは?な展開になって、
あらあら環境を破壊する人間の存亡云々になっちゃったーよ。
っつー落としドコロがベタっつーか王道ながら、
最初の展開からはまったく読めない
(だって作者すら考えてないだろーからね。)
という、運命やら魂の半身やら、
乙女に耳障りのいいワード満載のファンタジー。
そういや、そんな話もあったっけね。と懐かし気分で読んでみたら、
作者の穴埋めページにギッチギチに書き込まれる「わたし」の羅列に
こりゃマジで病み病みですわい。とイタくなった、
ある意味正統派・少女漫画。
『MONSTER』
『MONSTER』1〜18 / 浦沢 直樹
良心の呵責というか、憐憫の情というか、
そういう人間だけが持つ心の微妙な動きといった
人間性というものを一切廃した人間が出てくる、
まさにモンスターとしかいえないような人の話。
無実の罪で追われる日本人医者テンマの
「逃亡者」ストーリーをベースに
才色兼備なスーパーフリーキー天才サイコ・ヨハンが絡み
ドラマ、サスペンス、アクション、ミステリ、悪政、恋愛が
しっちゃかめっちゃかに混ざり合ってもう、えらいこっちゃの混迷ぶり。
今まで培ったハートウォーミングな話や
戦闘技術をたっぷり詰め込んだドッキンドッキンな展開に
「キャー!どーなんのー?テンマーっ、テンマーっ!」と最後までハラハラ!
「511キンダーハイム」っつー悪趣味丸出しな
独裁国にありがちな薄暗い施設がもう、ゲーっ!!
まぁ多少なりとも合法非合法問わず、
どこの国にもあるだろー現実感を彷彿させて嫌。
ヨハンのモンスターぶりについては、
天性、環境と意見が分かれるとこだろーけど、
まぁ圧倒的に加害者なのは間違いないんでね。
真実を求めて逃亡するテンマのドラマは当然の如く面白いが、
テンマの婚約者だった教授の娘で、
いけ好かない女エヴァの逆噴射ぶりが壮絶!天晴れ!
いみじくもエヴァの名前通り「女」そのものぶりがもう、すさまじく素敵v
テンマが次々と巻き込まれる犯罪といい、テンマを追う偏執的な刑事といい、
すべての元であるヨハンといい、ヨハンの双生児ニナといい、
その他登場人物も全員分厚いので
読み応えありのハイクオリティなアクションサイコサスペンス。
そして散々っ!やり散らかしたヨハンが
「はい、おしマイケルv」って終わらないのがまたイイっ!!
ガビーンっ!リセットーっ?!!
おうっ!店頭で目が合った際、衝撃が体を走り抜けました。
ま・・まさか・・・よもやお前とまたもや!会おうとは・・・
『真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん』/しりあがり寿
『真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん』
恐るべし、メディアメジャー効果!
CDでいうなら、今回も捨て曲なしのパーフェクトアルバム!
毎度毎度の小汚い絵にもかかわらず、目頭が小春日和です。
相変わらず、弥次さんは無神経で青ジョってて、軽率な言動が多く、
喜多さんは、乙女で神経質、半径1m以内の少女な世界観の中に生息。
そんな愛し合う2人が、一緒にいてもうどれぐらい経つのか、どこに行くのか、
明確なモノは一切持たず、どこかわからないトコをフラフラと彷徨ってます。
確かなのは2人の愛情だけ。
今回も、2人の愛の炸裂ぶりに、へへっ、目から汁が・・・・
なんだよっ、雨かい?前がボヤけて見えないゼ・・・
弥次さんの軽口を真に受け、
「おいら、弥次さんに愛されるなら失われたっていいよ」
と、身を隠す喜多さん。
「それは羞恥心や、道義や、家族や、信頼や、
いろんなモノ失って、やっと手に入れた大切なモノなんだ」
と、失った喜多さんを追いかける弥次さん。
「愛してる!!心の底から愛してるとも・・・」
と疑心暗鬼な喜多さんを諭す、昔に失った弥次さんの童貞。
(って文だと意味不明だけど、迷わず読めよ、読めばわかるさ)
暗喩が冴え渡る、不条理ギャグワールドミーツ純愛な
しりあがり寿 世界にウットリしんみり・・・・vvv
素顔の表紙と帯についたヒゲ、
中表紙の盛りだくさんのヒゲもゴキゲン☆
でも、ジョリジョリはいやぁ〜☆
当初、喜多さんのヤク中を直すべくお伊勢さんを目指していた、
ラヴvカップル・弥次さん喜多さんのまさか!の番外編。
『真夜中の水戸黄門』 /しりあがり寿
真夜中の水戸黄門
日本一有名なセカンドポジションの男
水戸光圀 に仕えるスケさん カクさんとして
身もふたも無い終末に向かい諸国漫遊の弥次&喜多
相変わらず、弥次さんは俗物チックで喜多さんは乙女チックなまま
2人に輪をかけて厄介な太鼓腹の自己しか持たない黄門様を連れて
あっちこっちで、血飛沫と悲鳴にまみれた世直しを展開。
その果断ぶりは半端じゃなく、イイも悪いも細かい判断するのも面倒なんで
いっそ、全消去しちゃえ!っつー「更地」方法。
ゼロがいいゼロになろう〜♪ってなまっさらぶり。
ってか、世直しをするっていうポジションが自己申告制なトコも、
大義名分を背負ってりゃ何、やり散らかしてもイイみたくなってるとこも、
現実を暗に示唆してて、社会派うんぬんとか良し悪しじゃなく
しりあがり寿 氏の強い意思がビシビシ伝わります。
全く、何一つ救いとかない話ながら、
弥次さん喜多さんのへっぴょんぴょんぶりとブラックな笑いで
そこまで酷い読後感になってないとこも凄い!
しりあがり寿 ホント凄ぇ!
社会人としてバランス取れてるトコがホント驚異的!
何を見て、どこに行く?
マジ、ついてきますっ!!!
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |